夢の種を見つけた。

自転車に巻き付くように登場した蔦は隣の建物のフェンスに伸びる蔦だった。

朝日を浴びて生命力を漲らせるそれは眩しくて
同時に、その細い体で生きようと必死な姿はここにいる人たちと重なった。

そういえば

中庭でどんぐりを見ていた彼はまだどこかにいるだろうか。
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