若師壮真のZOOBLOG キタリス
若師壮真です!
大好きな動物をたくさんの人たちに広めるため、紹介してます。
今回はキタリスについて!
キタリス(英名: Eurasian Red Squirrel)は、ヨーロッパからアジアにかけて広く分布するリス科の動物で、赤茶色の毛色が特徴です。四季を通じて見られるキタリスは、愛らしい見た目と活発な動きで多くの人々に親しまれています。
♪キタリスの基本情報
学名: Sciurus vulgaris
分類: 齧歯目(げっしもく)、リス科
分布:
ヨーロッパ全域、ロシア、アジアの一部(日本には分布しない)
体長: 約20~30 cm(尾を除く)
尾の長さ: 15~25 cm
体重: 250~400 g
寿命:
野生では約3~6年
飼育下では10年程度
♪特徴
毛色:
夏は赤茶色、冬には灰色っぽくなることが多い。
耳に「冬毛」と呼ばれるフサフサの毛が伸びるのが特徴的。
尾(しっぽ):
長くてふさふさした尾を持つ。
バランスを取ったり、寒さから体を守るために使用。
目と耳:
大きな黒い目と尖った耳を持つ。
視覚と聴覚が優れており、天敵の存在をいち早く察知する。
四季の適応:
冬毛に変化して寒さに適応。
冬眠はしないが、食料を貯蔵して厳しい冬を乗り越える。
♪生態
食性:
雑食性で、以下のようなものを主に食べます:
種子(松の実、ドングリ)
果実(ベリー類)
きのこ
昆虫や卵(補助的に)
行動:
主に樹上で活動しますが、地上に降りて食べ物を探すことも。
単独行動が基本で、縄張り意識が強い。
食べ物を隠す「貯蔵行動」を行い、冬の間に利用。
巣:
樹木の枝分かれした部分や、鳥の巣を再利用して巣を作ります。
巣は球状で、内部には柔らかい草やコケを敷いて保温性を高めています。
♪繁殖
繁殖期: 春と夏(1年に1~2回繁殖)
妊娠期間: 約38日
子どもの数: 1回の出産で3~6匹
子育て:
生まれたばかりの子リスは無毛で目が見えない。
母親が1~2か月間世話をし、その後は独立。
♪天敵と防衛方法
天敵:
タカ、フクロウ、ヘビ、イタチ、キツネなど。
防衛方法:
木々の間を素早く移動して逃げる。
危険を察知すると高い声で警告音を発し、敵の注意をそらす。
分布と保全状況
ヨーロッパでは生息地の減少や外来種(アメリカシマリスやグレイリス)の競争により数が減少している地域があります。
保全活動として、自然保護区の設置や外来種の管理が行われています。
♪キタリスの魅力
美しい毛色と可愛らしい仕草:
季節ごとに変わる毛色やふさふさの尾が魅力的。
木の実を食べたり巣作りをする姿は見ているだけで癒されます。
自然の重要な存在:
松ぼっくりやドングリを食べることで、森林再生に貢献。
地中に埋めた種子が発芽し、新たな森を育む役割を果たします。
以上、若師壮真でした!