関広見まつり(2024)+プチ関旅行レポ
おはようございます、或いはこんにちは、もしかしたらこんばんは。公魚です。今回は2024年8月17日に開催された関広見まつりと、その翌日の記事です。
元々「昨年の関広見まつりを文字で残したい!」という思いで始まったnoteなので、つまり……一周年という事になりますね
なんだかんだ月1回以上のペースで更新できるとは思ってませんでした。
関所(せきのところ)再び
気持ち良い晴れ空の中、今年もレンタカーを借りて現地へ向かいます。やっぱりあって良かったジャパ〇レンタカー
今回は途中まで下道、その後高速道路に乗って……道中長良川SAで昼ご飯を食べつつ約3時間かけて向かいました。
そんなこんなで到着した
き関の聖地たち(ファミリーマート関広見インター店と関広見ICと関-163制御盤)。1年ぶりですね。(まぁ関へ来る事自体1年ぶりなのですが)
今年も何事も無くそこにあるようで安心しました
更に今年はもう一つ。関広見IC前にある看板も関広見まつり仕様になり、より一層カオスに非日常っぽい様相を見せていました
番外:8月17日。
今年の開催日である8/17は(上でサラッと触れたように)関裕美さんの誕生日。以前から関裕美Pが(自主的に)聖地巡礼をしていた日でもあります。
……祭りの開催がこの日になったのは一応偶然で、実際無関係という事になっていますが。
そんな日なので、「聖地で誕生日を祝う」という特別な誕生日になりました
ありがとう、関広見インターチェンジと関-163制御盤と関広見I.Cを応援する会さん
そして誕生日おめでとう、関裕美さん---
両者の共通点は「名前の読みが同じ」というだけで、裕美さんは岐阜県出身ではないんですけど(富山出身14歳です)
でも良いんです。どんな物でも「誰かが奉れば信仰が生まれる」ように、どんな場所でも「誰かがそこに特別な"何か"を見出したなら、それは聖地になる」と思うので。だって八百万信仰が根付いた国ですからね。そういうこともあるでしょう
まつりが始まるその前に
そんなこんなで14時30分。祭りの会場である公民館へとやってきました。昨年と同じ会場ですが、昨年と違う点は……「既に祭りが始まっている」という事。正確には「プレイベント」という形式ですが。
会場に着いて一目で分かったのは「昨年比で明らかに謎の集団(P)の人数が増えている事」と「物販列が長い事」。地域のお祭りにある物販列が長いって一体どういう現象ですかね?分からない?奇遇ですね……私もです。Pが集まると、半ば当然のように「名刺交換」が始まります。私もそれを見越して、当日の朝に20分で新しい名刺を作るなどの準備をしていました。名刺が必要になると予想される地域のお祭りとは一体……
閑話休題。物販で買ったものがこちら
関広見IC Tシャツと缶バッジ(昨年と別デザイン)とミニチュア制御盤BOXです
流石に、流石に何が何やらと困惑する人多数と思われます。ですが安心してください。
……P側も困惑しました。その上で買っているのです。多分。
ちなみに当日の物販には「限定1個かつ抽選」という【原寸制御盤BOX】という物もありましたが……流石にその抽選に参加する勇気までは無かったです。無念
さて、話は変わって公民館の中。こちらはプレイベントとして「夏の工作ワークショップ」を開催していました。
どちらかと言えば地域の子供たち向けでしたし、実際子供たちが多く参加していたのですが……参加に際して年齢制限は無いそうです。まぁ、折角ですからこちらもやらねば。という事でプラ板キーホルダー作りにチャレンジしてみましょう
……
出来ました。[愛の森でかくれんぼ]関裕美+のぷちでれらを模写したプラ板キーホルダーです。ワークショップの終了時刻に追われながらの作業だったので、下のイラストと見比べると塗り忘れが……。まぁまぁ、良かろう。
そして今年もまつりが始まる
15時50分。祭りが始まる16時03分に先駆けて「五穀豊穣を願って作られたパエリア」が一口大のコップに入って配られました。
どうやら祭りの開催に合わせて『乾杯』をするようです
…………五穀豊穣を願って作られたパエリアで乾杯するって何??????
そもそも何故パエリアなのかは、その……良いんですよ。ギリギリを攻めた結果なので。
まさか人生の内で「パエリアで乾杯をする」という珍事に遭遇するとは思いませんでした。皆さんはした事ありますか、パエリアで乾杯をした事。
私はあります。謎のマウントだ
16時03分、乾杯と同時に祭りが始まりました。昨年に引き続き実行委員会を務められている市議会議員の「村井ふみか」さんのスピーチによると、
との事。あくまで我々は「何故かこんなド田舎のお祭りにやって来た謎の集団」であり、双方共にギリギリを攻めてすっとぼけているのです。表立って名前を言ってはいけないあのおデコ、関デモート卿
その後私はと言うと、名刺交換をしつつこの祭りの為に特別に作られた「キウイかき氷」に舌鼓を打ったりしておりました。
何故キウイなのかは(正直私が正しく由来を伝えられるか分からないものの)まぁ……そういうことなのですが、洞戸地区で栽培されたキウイが関市の名産品である事は紛れもない事実。つまり「広見地区や関市をもっと盛り上げたい」という祭りの趣旨にピッタリ合う訳です。とんでもない偶然だ……
所変わって公民館。今年も様々な催しが行われていました。
まず「サイエンスマジックショー」やっているのは様々な化学反応を用いた実験なのですが、マジックショーを銘打っているように「最初は種の無い手品のように見せて、後で種明かしをする」形式。時には会場のちびっ子達に手伝って貰いながらのソレは、とにかく見せ方が上手く大人でも見応えのあるものでした。
続いては、まさかの関市長の挨拶で始まった大白熱の「ビンゴ大会」。商品は様々あり、ビンゴした人から先着でくじを引くという形式。なんと言っても一番の目玉は「松阪牛」と「メロン一玉」!食べたかったですねぇ。
……私ですか?
……リーチが3列出来ました。悲しい
(余談。ビンゴシートを貰う為に長蛇の列が出来たうえ、まさかの予定枚数に達して配布終了になったみたいです。ビンゴシートが無くなるほど人が集まった地域のお祭りって……)
番外:祭りのバランス
関広見まつりの良いところは「地域のお祭り」と「謎の奇祭」のバランスがしっかりと取れている所だと思います。
「なんかちょっと変な所はあるけど、あくまで地域の人達に根ざした夏祭りである」という軸があり、現に近所に住むちびっ子達も多数来ていました。
公民館の催しもまずちびっ子達が最前列。ビンゴ大会用のシートもちびっ子達へ優先的に配られていましたし、賞品が無くなった後も追加賞品を補充して「ちびっ子限定でビンゴを続行」するなど……。「近所の人達」と「遠方の人達」両方に楽しんでほしいという想いを感じ取れるこのバランスが好きですし、このバランスが保てるのは「関広見まつり」だけだと思います。
一個人の願いですが……もし今後関市とデレマスとでコラボする事になったとしても、関広見まつりは「コラボ……?何のことでしょう、あくまでこれは地域のお祭りですが?」というスタンスでいてほしいです。
……まぁ、それはそれとして「楽園(関裕美さんのソロ曲)」のインストを流すなどのギリギリを攻めたクレバーさもあったのですが。
夜が更ける、奇祭になる
時刻が18時を回るとちびっ子たちは段々と減り、相対的に謎の集団(P)の割合が濃くなってきました。
公民館では(昨年同様)関牛乳の社長さんと協同印刷の社長さんによるトークショー・及び今年も司会を努めていたナッキーさんによるミニライブがありました。
トークショーでは(購入者を抽選する関係で)【原寸制御盤BOX】の話になり「関警察署長に"制御盤を開けて中を見られないか"掛け合ったところ『定年も近いのにそんな前例の無い事できるか』と言われ無理だった」というエピソードも。
なお抽選の結果、この【原寸制御盤BOX】は「関広見のファンである(誤字にあらず)」という女性の方の手に渡りました。
続くミニライブ、今年のナッキーさんは銀ピカ衣装にアフロ&グラサンと言った出で立ち。セトリは昨年と全く違う2曲が披露されました。
……謎の集団(P)というのは不思議なもので、全く初見の曲でもすぐ(コールなどを)順応出来てしまうんです。これまで培った経験値の為せる業ですかね。
デレマスの楽曲には「初見ですぐノれてしまう 素敵すぎる君だから」という歌詞の曲もあるのですが……。それにしても順応の速さよ。
ミニライブの締めを飾るのは関牛乳の社長が歌う「関市のラプソディー」……の替え歌「ひろみのラプソディー」でした。多分今日一のコール声量だった気がします
そして、祭りは神事になった
空き時間で晩御飯を食べ、いよいよ聖地巡礼の時間。
洞戸地区で採れた163個のキウイを一つずつ手渡され、関-163制御盤の元へ向かいます。昨年比で体感3倍以上の行列(手にキウイを持っている)、そしてライトアップされた制御盤の前には同じくキウイが乗った籠……
参列者はここにキウイを『奉納』し、『二礼二拍一礼』の後、『奉納されたキウイを持って帰る』一連の所作を行いました
……えぇ。見た目はともかくやっている事はどう考えても神事的なソレです。
振り返ればパエリアも『五穀豊穣を願ったもの』でしたし、キウイも『地元で採れた特産品』。制御盤は『中を開けてはいけない御神体』ですし、おまけに祭神は『遠方から来た人の写真にしか写らない、名前を言ってはいけない少女』ときました。
……これ、もはや民俗学の分野に足突っ込んでませんか?
確かにこの記事内で
とは書きましたけど、けどですよ。
ここまで来たらもう「現代における"土着信仰が誕生する瞬間"に関わっている」のでは……?と錯覚してしまいます。
参拝が終わり、最後の記念撮影になって「本来撮影するはずだった記者が帰ってしまった」事が判明しましたが、急遽「一眼レフを持っていたP」が撮影係として抜擢されて無事に終了。
楽しかった関広見まつりが、今年も恙なく終わりました。
今年も祭りの開催に尽力して下さった実行委員会の皆様をはじめ、温かい広見の方々に感謝の念が尽きません。ありがとうございます。
おまけ:プチ関旅行ダイジェスト
ここからはおまけとして、祭り翌日の行程を写真中心のダイジェストでお送りいたします。
この通称モネの池、現地のパネルに書かれていた成り立ちを要約すると「環境を整備したらSNSでバズってモネの池って呼ばれるようになったけど、ここは今でも"名もなき池"だよ」という事のようです
……あれ、なんか似たような成り立ちで生まれた祭りを知っているような。何なら昨日行ってきたような。
……また来年行きたいですね、関広見。