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【福井県嶺南振興局と一般社団法人BEAUのコラボ企画】福井県嶺南地域について探究する『わかさはっくつゼミ』を開催!
わかさはっくつゼミとは?
わかさはっくつゼミは、福井県庁 嶺南振興局の「新たな誘客素材活用促進事業」として行われている「#わかさはっくつプロジェクト」と、「BEAUゼミ」のコラボ企画。
福井県嶺南地方(つるが・若狭)をもっと遊んで、新しい何かを見つけて、みんなで語り合うことで面白くしていくゼミです。
福井県嶺南地方(つるが・若狭)について、様々なローカルプレイヤーから学んでいきます。その地域に住むこと、その地域で営みをつくること、その地域に観光しにいくこと、その地域と少しの関わりを持つこと、自然環境と文化資源に恵まれた福井県嶺南地域に関して、皆で探究をしてきました。
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一般社団法人BEAUとは?
一般社団法人BEAUは、誰しもが得意なこと、興味のあることに夢中になって学ぶことができ、知識・能力の多様性を認める“ボーダーレスでタスク型ダイバーシティを推進する教育環境”と、
地方と都市部に生まれる「経験や体験に基づく日常的な学びの質や量の差」をなくし、その地域の特色を最大限に生かした学びをデザインし続けられる“地域社会に密着した持続可能な教育環境”を提供する民間の教育機関です。
高校生対象の地域密着型探究学習プログラム「BEAU LABO」の企画運営を行っております。
BEAU LABO公式サイト
BEAUゼミとは?
BEAUゼミとは、「BEAU LABO」の卒業生や現役生のみが参加できるプログラムです。特定の領域で活躍する方々をゼミオーナーとしてお迎えし、ゼミ生約10名程度を募集します。ゼミ生は、ゼミオーナーが設定する特定のテーマについて3か月間探究していきます。
2022年10月〜12月では以下のゼミが行われました。
・わかさはっくつゼミ(ゼミオーナー:福井県嶺南振興局)
・キャリア探究ゼミ(ゼミオーナー:株式会社akeru)
・新聞で探究チャレンジゼミ(ゼミオーナー:福井新聞社)
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わかさはっくつゼミオーナー紹介
小林弥生さん
福井県嶺南振興局局長
#わかさはっくつディレクター
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寺井優介さん
福井県チャレンジ応援ディレクター(COD)
#わかさはっくつディレクター
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野口菜々子さん
福井県嶺南振興局
#わかさはっくつパートナー事務局
ゼミ活動の様子
今回のわかさはっくつゼミでは、高校生(福井県内:2名 福井県外:3名)大学生(福井県外:1名)が参加して、3か月間活動してきました。
第1回
福井県嶺南振興局の小林局長より、福井県の嶺南地域についての説明をしていただきました。ゼミ生には、嶺南地域に訪れたこともない方もいたため、「こんな場所があったんだ」「初めて知った」などの声も多く聞かれました。
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第2回
あなたの生い立ち(今のあなたの取り組んでいることについて教えてください。なぜ、今していることをしていますか?あなたが仕事をしているまち、生活しているまちはどういうまちですか?)をテーマに、ゲストの後藤美佳さんをお迎えしてお話していただきました。
後藤美佳さん
合同会社FUJIONE 代表社員
北海道帯広出身で10歳の時に福井県敦賀市に移住。22年間働いていた会社を昨年辞め、フリーランスとして起業。女性の活躍する場を増やすため、ふくいテレワーク女子の立ち上げを行った。その後2022年に、合同会社FUJIONE設立し、ホステル・コワーキングスペース等の運営を通して、敦賀市の活性化に取り組まれている。
当日のお話し
後藤さんが、会社を辞められた後、独立してされている内容やその経緯、活動のフィールドにされている敦賀市の魅力的な場所や人等についてお話をしていただきました。
後藤さんが今の敦賀というエリアについてどう考え、今後どういうことを仕掛けていきたいか、事業をすることで見えてきた新しい敦賀の一面などを話されていました。
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第3回
第2回と同様にあなたの生い立ち(今のあなたの取り組んでいることについて教えてください。なぜ、今していることをしていますか?あなたが仕事をしているまち、生活しているまちはどういうまちですか?)をテーマに、ゲストの渡邊敢太さんをお迎えしてお話していただきました。
渡邊敢太さん
大阪府出身。大学卒業後に、福井県おおい町へ移住。移住して3年間はおおい町の地域おこし協力隊をし、昨年の3月で任期が終了した。今年の4月からSEE SEA PARKの運営等を行うおおい町のまちづくり会社にて、お仕事をされている。
当日のお話し
「地域との関係性の持ち方」をテーマに、関西からおおい町に来たからこそ感じるおおい町の良さや、名田庄城という場所に住んで、自らを城主と名乗り地域の方々と接点をつくっていることについて、寺井さんとの対話で深堀りしていきました。
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第4回
今回のゼミをふまえ、ゼミ生が今後頑張っていきたいこと、嶺南地域に関して思ったこと等を発表していきました!以下のような意見が出ました。
嶺南の魅力に気づきました
嶺南のわからないことが多かったため、深い学びにつながりました。そこから、嶺北とは違った良さや、さまざまな人がいる面白さを感じました。これから、もっと嶺南を深掘りしたいです。福井県のマイナーな活動を取り上げる活動をしたいので、そういう人とも知り合いたいです。
福井の中でも様々な文化がある。その地域の良さを再認識してほしい
同じ福井でも文化圏が違う。県外に発信されているのは嶺北よりの情報が多いと感じている。同じ県でも文化が違うのは福井の面白さだとわかり、まずは福井県内の人に知ってもらいたいと思った。
その地にずっと住んでいるとその地域の良さや魅力が当たり前になってしまい、地域の良さに気づきにくい。福井の人は、自分自身の住む地域に対してネガティブな感情を持っている人が多いため、改めて住んでいる地域について客観的な目線で捉えてみることを通して、良さを再認識してほしいと思う。
その地の風土や文化資源を発掘をする面白さに気づきました
どの土地でも「発掘しよう」という気持ちで行くと、見える世界が違うと知りました。発掘する面白さを教えてもらえました。新しい土地に行っても、発掘したり、土地の歴史を知ることが、その土地を好きになる一歩だと教えてもらえました。これからは、よりさまざまな土地で発掘や探究を
してみたいです。
福井の良さを知り、将来は福井に住みたいです
地元愛がいいなぁと感じました。ゼミを通して福井に行きたいと感じました。福井は田舎のイメージだったがおしゃれな要素も発見して日に日に行きたい気持ちが強まっていきました。将来、自分は福井に住みたいという気持ちが更に大きくなりました。
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ゼミ生の声(わかさはっくつゼミに参加しての感想)
三か月間、わかさをはっくつしてきたゼミ生の感想です😊
森野さん(高校生)
唯一の若狭地方出身として参加しましたが、今まで以上に若狭が好きになったと思います!他地方の人が若狭を知ってどんどん魅力に気づいていく様子を見て、若狭がこんなにもポテンシャルのある地域なのだと再認識しました。このゼミで学んだことを次の活動に活かしていきます!
小林さん(高校生)
同じ高校生とは思えないほど強い人がいたり、メタバース等の新しいテクノロジーに興味を持っている人がいたりして刺激を受けた。普通に生きていたら嶺南に行かなかったと思うので、行くきっかけになれてよかった。4回しかなく、悲しかったが密な時間を過ごすことができてよかった。なにより尊敬していた寺井CODさんに名前を覚えていただくことができたのが嬉しかった。嶺南を好きで、より良くしようという方々がたくさん来てくださったので、僕もそのようになりたいと思うことができました。
正木さん(大学生)
わかさはっくつゼミを通して、嶺南に興味を持って実際に足を運ぶことができたのがよかったです。モデルツアー内の話にはなるけれど、好奇心を持って歩いてみる旅は発見がたくさんで面白かったし、地域の魅力や面白さはどれだけでも発掘できるのでは?と思いました。私的には、森野くんの、敦賀のことや福井をキラキラとした目で語る姿が忘れられないです笑。学ぶことが楽しいと感じている人と同じ場にいるのはワクワクするし、私ももっと好奇心持って探究していこう…!と心が熱くなりました!
ゼミオーナーの声
わかさはっくつゼミを開催して、感じたこと
小林局長
みんなとの会話の中で、自分自身も考え、探究できることが多かった。
#わかさはっくつの意味やフィールドの活かし方のヒントやきっかけをもらえた。
寺井COD
リアルがあるのが大きかった。フィールドワークが楽しそうで、リアルの大切さがわかったゼミだった。ゼミが嶺南に行くきっかけになった。いきなりオフラインだとハードルが高いためオンラインがうまく使えた。
今回のわかさはっくつゼミを通して、各々にさまざまな学びがありました😊
各ゼミ生のこれからも楽しみです!
執筆 / 編集
執筆:吉田 彩乃(一般社団法人BEAU)
編集:田川 裕大(一般社団法人BEAU)・|
江戸《えど》しおり(#わかさはっくつ)