仕事と家庭の両立は難しかったので、両方「混ぜてみた」という話
「お先に失礼しまーす」
同僚たちがまだ外回りから戻っていない、少し閑散としたオフィスを出たのは、まだ日が明るい夕方4時頃でした。
長女のお迎えに向かう道すがら、私は考えていたことがありました。
「あのお客様、もう少し時間をかけてご提案書を作りたかったな…」
できる限りの成果を出そうとがんばっていても、時間には限りがあります。
時短勤務であるならなおさら。少ない時間の中で仕事をやりくりするためには、ある程度のところで見切りを付けねばなりませんでした。
お客様の笑顔に