多田屋スタッフ一同より
多田屋の理念
多田屋は1泊2食の宿泊産業ではなく、地域の魅力発信産業として旅館を営み、地域に必要とされる会社であり続けます。地域の宝に光をあて、地域をRe:Branding(より豊かに)する会社を目指します。
多田屋には素晴らしい売店があります。ここは皆で作り上げてきた売店。
各生産者の方々を訪れ、話を聞き、自分たちで仕入れてディスプレイする。多田屋の売店を能登の魅力を発信する場として皆で頑張って築き上げてきました。残念ながら今回の地震でダメになった商品もありましたが、頑張って踏ん張ってくれた子達がいるんです!
この度、能登スタイルストアさんが多田屋さんの売店の商品をネットで販売しますよ!と声をかけてくれました。これも地域との繋がりがあるからこそ声をかけて頂いたのだと思います。
これは、多田屋を助けて下さい。ということではありません。生産者の方を助けたい!などとおこがましい事も言えません。ただ、当館の売店の商品は能登の物がたくさんあります。生産者さんの想いを皆さんに知って頂けたら。どれも素敵な方々が作ってくれた能登の想いです。
皆様とお会いできる日を信じて。
2024年1月1日。能登半島地震が起こりました。
お客様と従業員の誰ひとりとして怪我はありませんでしたが、能登や多田屋が負った地震の爪痕は未だ大きく、深い悲しみとともに長い冬の最中にいます。”冬来たりならば春遠からじ”今はまだ冬籠もりをしていますが、私たちの暮らす能登の大切な宝に光を灯そうと、少しずつ準備をしています。縁ある人たちの想いを背負い、私たちができる形で、未来に向けて一歩ずつ。大切なお客様をこの能登という地にまたお迎えするために。
新たな能登、そして多田屋の芽吹の時を一緒に見守ってください。
災害対策本部の1人であるスタッフのメッセージと共にお届ければと思っています。Sさん、なんて泣ける文章を書くんだ…。