![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/9544981/rectangle_large_type_2_46d0baeb32f7085d39213bcc706fc121.jpeg?width=1200)
逃げてばかりのウソつき人間のやめ方。
2019年1月16日、夜の渋谷ブックラボトーキョーにて #フリーランス税本 (お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください! ) の出版記念と税金にまつわるトークイベントをさせていただきました。
85名もの方に来ていただきました。本当にありがとうございました。
ブックラボトーキョーという本屋さんはイベントスペースもある素敵な本屋さんです。
私が漫画だけで食べていけるようになった理由は、この場所で、とあるイベントに参加したことがきっかけで、有名な企業さんや大きなメディアでのお仕事をいただけるようになったからです。
そのイベントとはモテクリエイターであり、インフルエンサーゆうこすさんの『SNSで夢を叶える』出版トークイベントでした。
男子も女子もメロメロになってしまう彼女の魅力と、発信する姿勢の熱意がこもった一冊なので読んでいない方は是非ご一読してほしいのです。
私は一昨年のこのころから“実況レポ漫画”というものを始めました。
というもの、最近のトークイベントには#(ハッシュタグ)でイベントで聞いたことの感想をツイッターで呟いたり、情報のシェアが盛んに行われてました。
トークイベントに参加できなかった人はこのハッシュタグを追いかけるのです。
ちなみにこのゆうこすさんのイベントのハッシュタグは、#SNSで夢を叶える でした。
私は真っ直ぐな彼女の受け答えと魅力に惚れ惚れし、大きなiPad ProとApple Pencilを手に取り、実況漫画レポを描きました。 帰って清書するとかでもなく、その場で描きました。
ハッシュダグで情報は追えるが、発言したそのひとの話し方や、吐息。その場の空気や温度。質問とその答えに対する言葉までの間。文章でも写真でも表現できないその場のその熱を伝えるには、私の職業でもある“漫画”という手法が一番でした。
一発描きで、おおざっぱに色を塗り、情報と表情を絵に加えていきました。
これらの投稿はいろんな方に注目していただき、その実況レポ漫画のツイートはシェアされていきました。
嬉しい気持ちよりも、私がいいと思ったこの事実を発信していかねば……という謎の使命感に駆られ、ペンを走らせました。
ゆうこすさんが喜んでシェアしてくれて、
はあちゅうさんのLINEブログに漫画を掲載していただきました。
その時やっと自分の中で「この、いいと思った感覚が間違っていなかった」と安心できました。
今でこそ、本を出してイベントなどさせていただきている私でしたが、
一昨年の私は何者でもなくて、収益がほぼないブログに少し漫画を描いているだけの人でした。
漫画は好きでした。
どの表現方法よりも好きでした。
でも私は何度も何度も漫画をやめようと思いました。いや、やめました。
大学に進学する時、就職する時。
絵の価値が0円だった時。
大人の男性に夢をエサに誘われた時。
誰も私の漫画を待っていない時。
私は嫌でした。漫画を描いていると、嫌なことばかり起きました。
お金も騙されて取られました。
企画が途中でダメになり、3ヶ月準備した漫画もお蔵入りになりました。
結果も出ない。お金もない。
大学職員を辞めたのに夢から逃げてばかりいました。
それでも、
なんだかペンを握って描きたくなってしまったゆうこすさんのイベントがあったから
#SNSで夢を叶える がトレンド入りしたから
広告代理店の人が見てくれたから
いろんな人が応援してくれたから
いいと思った人がシェアしてくれたから
面白いと思ってくれたあなたが漫画を読んでくれたから
私は税理士の大河内さんに声をかけてもらえて、
サンクチュアリ出版でフリーランス税本を描くことができたのです。
そして、1月16日にトークイベントをブックラボトーキョーで、
今度は私がステージ側に立ち、皆さんに前でお話しさせていただきました。
今自信を持てているのは「結果」を出せたからです。
漫画家として、1冊本を出す。そしてその本が重版する。
もちろん、読者の皆さんに喜んでもらう。
やっと私は本当の意味で、漫画を描くことが好きになれました。
そして、その話を聞いてもらえるステージに立てる人になりました。
でも結果を出せた理由は、漫画を読んでくれる人がいたからです。
「漫画家は偉くもなんともない。読者さんがいて初めて存在意義がある。」
そう一昨年にサンデーで連載中の藤田和日郎先生のおっしゃった言葉が身にしみています。
好きなことを仕事にしたいという人がたくさんいます。
私は好きなことを仕事にすることを逃げてました。ちゃんと努力のできる人を尊敬しています。
目に見える「結果」を出せて、たくさんの人に支えられて私はやっと、
ウソをつかない人間になれたんだと思います。
長文読んでいただきましてありがとうございました。
(左から共著の大河内さん、真ん中は5年前から応援して支えてくれているはかせ)
漫画書籍、お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください! よろしくお願いします。