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英語ゼロでアメリカ現地校に入学した息子のある決断

2014年9月

今日の午前中は子供達の高校でボランティアに参加。娘がマーチングバンドに入った事で、その親にはボランティア活動もあると知ってとりあえず参加してみる事に。このマーチングのボランティアに関しては、めっちゃ語る事があるので、また別の機会にまとめますが。とりあえず初めて参加なので野菜を切る事に。大量のジャガイモを洗ってホイルに包んだり、タマネギ、青ネギ、ピーマンを切る等。失敗したのは青ネギを細かく切りすぎたこと。これ、ベイクドポテトのトッピングなので、あら不思議。細かくしすぎるとなんかちょっと違うものになってしまう。日本人のサガやね。ついついやってしまった。とりあえず、初めて会うマーチングママやパパ達とお喋りしながらの作業だし、なかなか楽しかった。

ポテト

エプロン、手袋、キャップできっちり作業

このボランティア、今晩アメフトのホームゲームがあるからその準備。ハンバーガーやらベイクドポテトやら販売されるんだけれど、それは全てマーチングボランティアの手作り。しかもこの高校はちゃんと売店もチケットブースもついている!ほんま公立高校と思えないほど充実してる。

そして本日はとうとう娘のマーチングデビューの日でもある!、アメフトのハーフタイムショーにマーチングバンドが出演するから。昔私がアメリカで高校生をしていた時、私も吹奏楽部に所属していてアメフトの試合を応援したけれど、いわゆるハーフタイムにマーチをするのは体験していない。甲子園で開催される高校野球の応援みたいな感じのものだから、例えば野球はあんまり知らんけど、応援だけ聴きに来る人は少ないと思う。ところが、この高校はアメフトの試合を観に来ると言うよりも、マーチングをメインで観に来る人もいるくらい。それ程マーチングの存在が大きかった。もちろん我が家は娘のデビューなので参加!暇にしている息子と、幼馴染と一緒に観戦することになった。

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アメフトグランドの入り口:公立高校なのに本格的なゲート

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生徒は割引があったりするものの、通常観戦は$8かかる

マーチングスタンドから

それぞれ気ままな格好で試合開始を待つ様子

カリフォルニアにある公立高校では、殆どの学校でアメフトグランドがあり、スタンドもしっかりついている。ちょっと田舎に行けば、その辺りの日本の大学よりも立派なグランドがある高校もある。それ程アメフトは国民的スポーツと言うこと。試合がある日は、スクールカラーの服を来たり、学校Tシャツなどを着て試合を盛り上げていた。私たちは限られた荷物で渡米したので、いきなりスクールカラーである緑の服は見つからず、とりあえずちょっと緑が入った服を着て参加。日本みたいに湿度が高くないので、観戦も涼しくていい。ちょうど夕方からスタートすると言う事で、朝ボランティアで準備した、高校名物のベイクドポテトを食べながら観戦することに。

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サワークリームもたっぷりで$6。かなり美味しいしボリュームもある

そうこうしている試合開始時間が近づいた。試合前にも演奏するらしく、ゾロゾロとメンバーがグランドのサイドに集まって来た。グランドの周りをマーチしながら半周して、観客の前で数曲演奏する。

マーチングまそらユニフォーム

娘の初めてのユニフォーム姿に感激

いくつかお決まりの曲があるらしく、その曲が流れると盛り上がる。日本と違って、リズムとったりするおじいちゃんおばあちゃんがいるのが素敵よね〜。うちら日本人は、勝手に体が動いて踊っちゃうなんて、あんまりない。って言うか殆どない。。。とにかく地元の人もこうして高校に集まって、アメフト観ながら、マーチングも楽しんで、地域で守っている感じがしていいな。

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試合中の様子

いよいよハーフタイムになって、200人以上のマーチングバンドが登場!しかもめちゃ盛り上がる。試合が勝っていようが負けていようが関係ない盛り上がり。まだマーチングとしてのシーズンは始まったばかりなので、大会に出る演技は殆ど仕上がっていないものの、やっぱりこの人数がマーチすると圧巻。かなりレベルも高いので、観ていて本当にかっこいい。実際興奮していたのか、息子がいたからバタバタしていたのか忘れたけれど、肝心の娘のマーチング姿の写真のデータが見つからん。どっかにあるはずやけどね〜。

そして横でマーチを観ていた息子がボソッと一言

「あのドラムやってみたいかも」

「え?ほんまに?」っとその時は素っ気なく答えたかもしれへん。それは息子がダラダラ週末から脱却できるかもしれへんしチャンスや!と思った私の下心と期待が伝わってはいけないと思ったから。確かにマーチングの心臓とも言われるスネアドラムを叩く姿はめちゃカッコ良かったし、娘と同じ部活に入ればスケジュールは同じだから。ただ、すでにシーズンは始まっていたので、現実的に考えて『来年からやるわ。』と言う話になっていた。そこで、息子が来年から入部を希望していて、そしてスネアドラムをやりたいという旨を(部費が倍になることを覚悟しつつ)、早速顧問の先生にメールを送ってみた。

すると顧問の先生から早速連絡があり、実はスネアドラムを演奏するにはオーディションがあり、ドラム経験が無い学生は演奏する事が出来ないそうで。今年はすでにシーズンは始まっているけれど、空いている打楽器のスポットがあるし、今すぐ入部して打楽器の扱いに慣れてから、来年オーディション受けるのをオススメするよと。

わ?今すぐ入部?!?ちょっとそれはえらいことになって来た。そもそも息子は来年って言ってるし、今すぐダラダラ生活から抜け出せるのか?!?しかもいきなり部費が二倍。。。半年で50万円近くかかる。いやいや、どうやって捻出するよ。。。でも、お金には変えられない経験になるのは間違いない。とりあえずは息子に聞いてみる事にした。

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入部半月でこんな状態の娘:お金で買えない体験なのはよく分かる

息子の答えは「とりあえずやってみるわ〜」だった!!!やった!これでとりあえずダラダラ週末が終わる!!実際に入部したら、もしかしたら辞めたいと言うかもしれない。それでもまずやってみると言ってくれたのが嬉しくて、早速顧問の先生に連絡し、入部の日が決まった。

次回は入部初日についてをメインで書きたいと思います。

教訓:期待を押し付けすぎない事




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