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がち母子留学:10日間ルールの謎

2014年夏

今度は朝からDMV(免許更新センターの様なもの)へ向かう。高校生の時に免許取得したデータを元に、免許更新出来るのかどうか確認しに(ワンチャンそのまま更新できると思った)、Los Gatosというお洒落な街まで行く事に。まわりにもっと近い事務所があるけれど、めちゃ混むし世界一(レベルで)対応悪いとのことで、高速走らせ15分程で到着。(と言っても時速120キロ以上で走ってるから近くもないか)案の定比較的空いていて、受付にあまり並んでない。

「免許証が期限切れて更新したいんですけれども、SSN(マイナンバー的なもの)がまだ更新されないからどうしたらいいですかぁ?」

と聞くと、優しそうなおばちゃんが

「SSNを入れて内容を反映させるから、それまではそのまま国際免許使うしかないわ」って。やったぁ〜とりあえずはこのまんま運転出来るやん!

実は国際免許を持ってしても、それで良しではないのがカリフォルニア州。さすがアメリカ、州によって法律も違う。カリフォルニアに長期滞在する外国人もしくは他州からの転入者は、到着して10日以内に免許を取らなければならないという、まあ、無茶苦茶なルールールがある。実際そんなん無理やで。

こちら在サンフランシスコ領事館のサイト

カリフォルニア州法は、「州内に住居を定めた日から10日以内に州政府の発給した運転免許証を取得しなければならない」旨規定しています。と書いてあるわけで・・・

ていうか、10日以内なんて、ほぼ不可能!
①家の契約
②車購入もしくはレンタル
③ペーパーテスト受ける
④仮免許もらって練習
⑤実技(友達の車か自分の車を利用)←これ、レンタカーだと出来ない。そして予約がいっぱいで明日、明後日レベルで予約出来るわけちゃうし。

この全てを10日以内でこなすのは、かなり至難の技。出来てる人いたら凄過ぎるわ。しかも実技の予約はだいたいめちゃ埋まっている。なので実際のところは、10日以内になんか実質取得できへんやん!

とりあえず、ペーパーテストは最低でも必ず受けなくちゃならないだろうから、置いてあった冊子をもらって来た。免許取得の為のペーパーテストは立ったまんま、選挙ブースみたいな感じで、しかも今はパソコンで四択やって!(前から4択やけれど紙ベース。現在はパソコン使えないお年寄り用が紙。)素晴らしく便利というか、テストとしての扱い軽いというか・・・そもそも車が無いと生活に困るから、基本的には『落とす』テストというより『合格させる』テストみたいなもん。36問中30問、18歳以下なら46問中38問合っていたら、合格するから割と緩め?!?まずは一発合格目指さなあかんな。

大学院がスタートしたばかりやし、運転免許の試験勉強はもう少ししてからがいい。とりあえずは今学期終わってからテスト受けるかなと。それまで国際免許証で生きていくしかない。

後から知った話だけれど、実はカリフォルニアでは観光やビジネスで渡米した場合に関しては、国際免許すらいらない。(ハワイやグアムもそうらしい)日本の免許証があれば、そのまま運転できるとの事。

日本の運転免許証については、カリフォルニア州法によれば、観光及び商用等の目的で訪米した短期滞在者に対してのみ運転可能ー在サンフランシスコ領事館記載

これ、カリフォルニアにめちゃ出張している弟に教えてもらって目から鱗!今までカリフォルニアで運転する時、明石の免許更新センターまで行って申請していた国際免許証。そもそも有料やし必要ないなら時間とお金の無駄!!って話。しかも警察とかレンタカーのスタッフは、国際免許証見せても、『これ正式な書類なん?』って質問してくる事が何度か合った。

今回の様に長期留学となると、10日以内に免許証取得なんて出来へんし、国際免許はやっぱり持っておく必要があるなと。

教訓:10日間ルールは守られへんと悟った

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