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シリコンバレー母子留学到着初日:アパート入居までの道のり。。。家なき車なき子?!なスタート

無事到着して、1週間格安で借りていたレンタカーを利用して、まずは事前に予約していたホテルに向かう。ホテルと言っても、贅沢できないので所謂簡単な朝食しかついていないモーテル。

アメリカあるある洗礼をいきなり受けた。レンタカーピックアップにめちゃ時間がかかる。(今では無人でそのまま借りられるシステムもあるけれど)そうこうしていると、案の定『お腹が空いた!』という息子の為に腹ごしらえ。思い返せば息子は家にいて暇になると『お腹空いた』か『ビデオ見たい』しか言わへんかったので、公園に連れ出す作戦をとっていたな〜なんて物思いにふけったり。まあ、これからの生活が不安で、食欲も湧かへんって風には育ててきてないけれども。。。
とりあえず世界共通の味という事で、無難なマクド。ドリンクサイズも大きいし、既にテンション上がってる。息子中2、娘高2やのに、まるで小学生なテンション。そう、これから待ち受ける新生活への不安など、この時は一ミリ足りとも見えへんかった。
そして子供達と、やっぱり原点である私の母校を見に行った。

ビザ面接前に大学院合格してすぐにスタートした住居探し(シリコンバレーでの家探しについてのnote)。子供達の学校が決まって、地区の教育委員会的な組織からもらったアパートの実名入りリストを元に、アパートの仮契約は終わっていた。オンラインで仮契約できる(友達が住んでいて、実際に訪問もした事があるので、特に心配も無かった)あたりアメリカ便利!ネットで申し込んだら、二週間以内に必要書類を揃えて提出したらいいだけ。戸籍謄本などは原本をスキャンしたものを送ればいいので、便利な時代。あとは到着して原本を渡すだけだった。

おさらいすると、必要だったのは、主人の源泉徴収、過去3ヶ月の給与明細、戸籍謄本、銀行預金証明。何が大変かと言うと、これらを全て英訳してもらい、公証役場で書類を公文書化してもらわなくてはならない。そんなん、普通に生きてて聞いたことないねんけど!調べると行政書士がそういう仕事をしているってのが分かった。1通につき1万円必要!一瞬で終わるのにやで!高っ!しかも平日にしかやっていない。翻訳は自分でしたものでも良いのでコスト削減の為自分で。源泉徴収も自分で翻訳。給与明細については、なんとか会社に英語で出してもらうお願いをした(これもグローバルな会社ならば、簡単にお願い出来るらしい)。
とにかく夏は移動が多く、すぐに空きが埋まってしまうので、いい部屋に入りたければ、とにかく仮押さえしてから書類揃えた時点で契約完了。逆に秋から年末にかけては、3ヶ月分無料キャンペーン!とかやってて、めちゃショックやった。

実はモーテルに到着直前、娘はマクドのせいで車酔いして酔い袋にお世話になった。。。息子は激怒。娘グロッキー。気を取り直してチェックインを済ませて荷物を下ろし、早速アパートに向かった。明日から入居やん!って思っていたから、余裕かましていたわけ。

ところが!

入居出来へん。。。

書類上の日程が変更となったので、仮予約は出来るけど、主人のサインが必要だって。え?それってスキャンじゃあかんの?と聞くと、原本が届くまで手続き出来ないと。という事は、主人に新しい書類をメールして、プリントアウトし、サインしてすぐ投稿してもらう必要がある。到着遅れると伝えたのに、部屋番号が変わるので、契約書も変わるとの注意事項も何にもなかったやん!と腹立ててもしゃーないアメリカあるある。担当者どんどん変わるから、情報シェアなんて出来てへんわけ。

しかしどう考えても早くて書類手続きに1日、郵送に3日程かかるやん!前に書いたように、ビザ発行が遅れ出発日が遅れた事で、全てが台無しになった。

出発日が遅れる=契約日に書類の原本が届かない=書類上契約日程も変わる=契約不履行=入居日程の変更=提出書類の作りなおし=主人のサインが必要=公証役場へ行く=郵送=アメリカ到着。入居日程変更するだけだし、大した事はないと思っていたのに。さらに何という事か、次に空く家は最短で予定入居日の2週間後。2週間以内に主人からの原本が届かないと契約不履行というヒヤヒヤもん。それでも一か八かで、最短の2週間後に設定。

さあ、いきなり頭フル回転!まず宿を探さなければあかん!モーテルは1泊2日しか借りてへん。更に格安なモーテルを探し出して2週間分予約。ああ、無駄な予算。。。そして家の住所が無いので、高校に提出する住所を証明する書類二通のうち1通がない=高校に入れない。間に合うんか?初日に?書類は子供達の名前も記載されたアパートの契約書。もしくは公共料金の証明、もしくは銀行から住所の記載されたレターだ。銀行口座は既にあったけれど、住所が記載されないと意味がない〜!

そしてこれまた住所が無いので車も買いに行けない。もうこうなったら笑える。なのでレンタカーも延長する羽目に。。。ああ、更なる無駄な予算。

こうしていきなりガックリな初日が終わる。

家なき、車なき?!?3人のシリコンバレー生活』がスタートした。

教訓:アメリカに行くと臨機応変な訓練が出来る


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