女世界一人旅 国別旅の記録:セネガル
2016年時点の情報なので、現在変わっている部分もあると思います。
渡航の際はご自身で確認をお願いします。
載せている写真は全て自分で撮影したものです。
訪問都市:
ダカール
ケベメール
サンルイ
トゥーバ
ゴレ島
滞在期間:
2016年10月(合計6日間)
渡航目的:
西アフリカの国に興味があった為。
サンルイで青年海外協力隊としてがんばる幼馴染に会う為。
① 街の様子
ダカール:
首都なだけに都会。
西アフリカで初めて訪れた都市だったので、歩いている人が全員黒人なだけで新鮮だった。
人が多く活気のある街。
ケベメール:
田舎。建物が低く道は砂。
トゥーバ:
モスクがあり神聖な雰囲気の街。
サンルイ:
都会だがアフリカっぽさも感じられる。のんびりしていて過ごしやすい。
洗練されたおしゃれなお店も多い。
ゴレ島:
かつて奴隷貿易の拠点となった島で、世界遺産に登録されている。
ダカールからフェリーで行ける。
くすんだピンクや黄色の建物が多い。
② 交通
基本的に観光客向けの交通手段は無い。
現地語ができないとハード。
・ダカール
タクシーまたはカーラピッドと呼ばれるバスで移動。
ダカールからケベメールまでの長距離移動の際は、青年海外協力隊の方が知り合いのタクシードライバーに依頼してくれた。
しかしピックアップ時間が予定より2時間遅れ、ようやく出発したと思ったら自宅にパスポートを取りに行くと行って待たされ、その後他の乗客をピックしに行ったりして出発は4時間遅れ、ケベメール着17時予定が22時半になった。
ケベメールは田舎で夜真っ暗なので、このままこのタクシー運転手に外に捨てられたらどうしようと恐怖だった。
無事に目的地に到着し、家の前で協力隊の皆さんが待っていてくれたのでスムーズに合流。携帯があるだけで安心だったのでできるだけ使える状態にしておく方が良い。
・サンルイ
長距離移動の際はセットプラスという7人の相乗りタクシーを使う。
行き先や出発時間の確認、価格交渉が乗る前に必要だが、現地語ができないと厳しい。
体格の良いセネガルのおばちゃんたちとぎゅうぎゅう詰めになりながら移動。足元が超狭い。停車すると物売りが車内に手を入れて商品をアピールしてくる。
街中はロバや馬など色んな移動手段があっておもしろい。
川を挟んでこっちの岸からあっちの岸まで行くときは船を使った。
サンルイからラックローズに向かう際、乗っていたバスが事故った。
(乗客はみんな無事)
③ 人・生活
フランス語が公用語になっているが、首都ダカールくらいしか通じないらしい。
現地語(ウォロフ語が多い)が旅する上では必要。
ダカール:
都会で大きな銀行やショッピングモールなどもあるが恐らく富裕層向け。
ローカルな市場などが賑わっている。
街を歩いていると突然ガイドを名乗る男性に話しかけられたが、自分の店に連れて行きたいだけだとわかって断った。
黒い肌に鮮やかな洋服が映えて素敵。
現地の人は洋服をテーラーで仕立てることが多く、カラフルな生地屋さんがたくさんあった。
ケベメール:
みんな笑顔が素敵で純朴。
生まれたばかりの羊を見せてくれる人がいた。
サンルイ:
洗練された場所も多いサンルイだが、川辺でゴミがたくさん浮かぶ場所で一人で遊んでいる子供がいたり
タリべと呼ばれる子供たち(親元を離れコーランを学び、多くが路上で生活している)に出会ったり
日本人並みに気を遣っておもてなししてくれる家族がいたり。
色んな生活環境や性格の人々に出会った。
④ 食べ物
セネガル料理はアフリカの中でもおいしいと有名。
基本的に屋外で売っている食べ物はハエがたかりまくりだが、虫嫌いな私でも途中から気にならなくなった。
現地の人は普通に水道水を飲んでいた。(もちろん観光客はミネラルウォーターを購入したほうがいい)
チェブジェン:
セネガルの代表料理。お米に魚や野菜が乗っている。
最初はおばちゃんが素手でかき混ぜているのを見てちょっと引いてしまったが、普通においしい。
魚介スープ、パスタ:
サンルイのオシャレなレストランで食べた。
フランスパン:
サンルイの路上で朝食に。豆の入ったソースを挟んでくれる。
家庭料理:
現地の家族に夕飯を招待してもらった時に出たチキンの入ったごはん。
家族で囲んで、手で食べる。
ビサップジュース:
現地の人の家で飲ませてもらったハイビスカスティー。甘くておいしい。
⑤ 宿
各都市、セネガルで青年海外協力隊をしている幼馴染の友人の家に泊めてもらった。
お湯が出ないところもあった。トイレは自分で水を貯めて流す。
蚊帳を張って寝る。
ダカール:
大学で日本語を教えている青年海外協力隊の方の家に一泊、日本人宿「和心」に一泊した。
ケベメール:
現地で活動する青年海外協力隊の方の家に泊めてもらった。
この日に他の都市で働く隊員の方も集まってご飯をごちそうしてくれた。
サンルイ:
幼馴染の家に泊めてもらった。
⑥ ショッピング
・ ダカール
食品市場。鶏肉はグラム単位ではなく一羽単位で売っている。
セネガルの既製服もmade in Chinaだった。
・ケベメール
ケベサック:
工芸品屋さん。鮮やかな柄と色の生地がかわいい。
テディベア購入。各国のテディベアを集めていたがアフリカでも買えるとは思っていなかった。
・ サンルイ
街の雑貨屋さん:
洗練された手作りの商品が売られているかわいいお店が多い。
荷物の関係で欲しかった雑貨が買えなかったのが心残り。
Village Artisanal:
現地の職人さんが集まって仕事をしており工芸品を購入することができる。
もう少し時間があればオーダーメイドの靴や服がほしかった。
サンルイの原宿:
と幼馴染が言っていた、衣類を販売するマーケット。
食品マーケット:
路上で野菜から魚介類まで売られている。
港では船が到着するのを市民が待っていて、着岸したらすぐに船の中を覗き込み魚を品定めしていた。
生地屋さん:
鮮やかな生地屋さんが多い。
地元の人は好きな生地を選んで仕立てやさんで仕立てる。
・ ゴレ島
島全体にかわいいギャラリーや雑貨がある。
⑦ 犬
セネガルでは色んな動物が普通に道を歩いていた。
ヤギや
ペリカンなど
猫や犬はそこまでたくさんは見かけなかった。
ゴレ島の幸せそうな猫。
滞在中一回だけ、サンルイで犬にリードをつけて歩いている子供を見かけた。
⑧ 観光地
・ ダカール
モスク:
・ トゥーバ
モスク:
中に入る際、女性は着替えが必要。近くで衣装を借りることができる。
内装もとても綺麗。
・ ラックローズ
サンルイからバスとタクシーで移動。
塩分濃度が高く、ピンク色をしている湖。時期によって色が変わる。
ベストシーズンではなかったが思っていたよりもピンクだった。
湖で塩を取っている人たちがいた。
・ ゴレ島
奴隷博物館:
奴隷が収容されていた建物。
中に当時使われた手錠や資料なども展示されている。
⑨ お世話になった人
幼馴染:
約一週間のセネガル滞在のアレンジを全てしてくれた。
英語が通じず観光客向けのサービスが整っていないセネガルでは、現地語を話せて土地を理解している彼のサポート無しに旅することは難しかった。
協力隊の隊員として現地の子供たちと自然に遊んでいて、サンルイの街を歩いていると子供からお年寄りまで色んな人から声をかけられて楽しそうに話している姿が頼もしく素敵だった。
⑩ 総括
セネガルは、私がイメージしていた「アフリカ」らしいアフリカの国だった。歩いている人がみんな黒人で(当たり前だが)、街がカラフルで、目に入るもの全てが新鮮でワクワクが止まらなかった。
私は現地語を話せる日本人の友人という最強のガイドのおかげでスムーズに旅ができ、現地の人ともしっかり交流できたが、もし完全に一人だったら旅のハードルはかなり高くなると思われる。