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女世界一人旅 国別旅の記録:メキシコ
2016年時点の情報なので、現在変わっている部分もあると思います。
渡航の際はご自身で確認をお願いします。
載せている写真は全て自分で撮影したものです。
訪問都市:
カンクン
メキシコシティ
グアナファト
サンミゲルデアジェンデ
滞在期間:
2016年10-11月(合計13日間)
渡航目的:
年一回のお祭りdia de muertosを見る為に日程を合わせて渡航。
メキシコの雑貨にも興味があった。
今回の旅の目玉、中南米の最初の国として選定。
① 街の様子
カンクン:
青い空、青い海。今まで見た海の中で一番綺麗で、普段ビーチに興味がない私もさすがにテンションが上がった。
ビーチ沿いにホテルゾーンと呼ばれる、高級リゾートホテルが並ぶエリアがある。バックパッカーは基本的にダウンタウンに滞在。
メキシコシティ:
高層ビルがあり、都会。
洗練されたショップやレストラン、バーも多い。
ただ貧困層が住むエリア等危険な場所もある為、できるだけ現地の人に同行してもらうか、行ってはいけない場所を事前にしっかり確認しておく必要がある。
グアナファト:
カラフルな可愛い建物が並び、のんびりした雰囲気の街。
市街地は世界遺産に登録されている。
お祭りの時期だったが地元の人が多く、そこまで混雑していなかった。
メキシコシティに比べ治安も良い。
サンミゲルデアジェンデ:
建物の色が統一されていて、静かでアートな雰囲気の漂う綺麗な街。
建物の色合いはセネガルのゴレ島に似たコロニアルな感じ。
オシャレなギャラリー等が多く、ヨーロッパからの観光客も多い。
② 交通
長距離バスが発達しており、都市間の移動は基本的にADOを使った。
バスは綺麗でしっかりとした窓口や案内表示もあり、観光客でもスムーズに利用できる。
・ カンクン
市内の移動はバスで。
プラヤデルカルメンなど近郊の都市にもADOで簡単に行ける。
ADOターミナルから宿に向かう途中の信号で車に轢かれそうになった。
・ メキシコシティ
Uberを何度か使ったが、お祭り期間中だった為か夜など時間帯によっては全然捕まらないこともあった。
死者の祭りで有名なMixquicへは車で約1時間。
メトロバス:
市民の足。観光客はほぼ使っていないようだったが乗り方を覚えてしまえば楽。
メトロ:
各駅にマークがあるのでわかりやすい。
・ グアナファト
小さな町なので徒歩でまわれる。
距離のある移動の際はタクシーを使う。
・ サンミゲルデアジェンデ
グアナファトからメキシコシティに戻る予定だったが、サンミゲルデアジェンデを経由して帰った方が安いことが判明し、直前に急遽訪問を決めた。
街は小さいので徒歩で十分まわれる。
サンミゲル-メキシコシティ間だけ、ADOではなくPrimera Plusのバスを利用。こちらも快適。
③ 人・生活
メキシコ人は時間にルーズで適当な人が多いと聞いていたが、公共交通機関も大幅な遅れはなく、人と接していてもあまりそのように感じることは無かった。
メキシコシティ:
エリアによっては治安が悪いので、地元の人も防犯意識が高い。
ホストしてくれた友達がそうだっただけかもしれないが、この都市に住む人はパーティー好きないまどきの都会の若者、というイメージが強い。
グアナファト:
穏やかな人が多いが、街の中心部でも英語を話せる人が全くいない。
お祭りの情報が欲しくていろんな人に話しかけてみたが、「ここはメキシコだからスペイン語を話せ」と言われた。
これを機に、スペイン語の語学学校に通うことを考え始めた。
④ 食べ物
トルタ:
おいしいハンバーガーだと思いながら勢いよく食べていたら中にものすごく辛いチリソースが入っていて涙目に。
メキシカンレストラン:
ホストしてくれた友人とそのお兄さん、お兄さんの彼女に連れて行ってもらったメキシコ料理屋さん。
日本から来たとスタッフに告げたら、お誕生日の人用のお祝いをしてくれた。
コーヒー:
メキシコシティで友達にオススメされたコーヒー。
普段あまり飲ま無いがここのはすごくおいしかった。
Mixquicのローカルフード:
名前がわからないが、ソースが苦くてあまり食べられなかった。。
豚の皮を揚げたやつ:
Mixquicの屋台で発見。おせんべいみたい。
ピンクのドーナツ:
Mixquicの屋台で発見。お祭り用?
⑤ 宿
・ カンクン
ロサスシエテ:
ADOバスターミナルから徒歩すぐ。
カンクンの次にキューバを訪問予定で、日本人バックパッカーから色々と現地の情報収集をしたかったので、日本人宿に滞在。
キューバは基本的にネットが使えないので、渡航前にできるだけ準備するのが良い。
この宿で出会った人にその後の中南米の旅で偶然再会することが何度かあった。
・ メキシコシティ
日本でカウチサーフィンで知り合い一度観光案内をしていた友人の家に泊めてもらった。
シェアハウスの為ゲストを泊めるのはNGだったが、友人が大家さんに交渉して許可を取ってくれた。
友人と友人の兄(バンドマン)ともう一人が同居しており、毎日色んな人が訪ねてきて楽しかったのだが、とにかく不規則な生活が続きゆっくり休める時間がほとんどなかった。
(深夜2時に友人が訪ねてきて朝まで騒ぐ日もあれば、朝7時から騒がしくなる日もあったり)
途中から体調を崩し、微熱が出た。
・ グアナファト
Paradiso Perduto:
一泊約1,300円の宿。
中心部から少し離れているが静かで落ち着く。
ドミトリーだが宿泊者は私だけだったので実質個室に。
到着時に熱を測ったら38℃。
セネガルの幼馴染にマラリアの症状を確認。
毎日の体温の記録を付けて様子を見るように言われる。
19時から7時まで爆睡。無事に熱は下がり翌日から観光開始。
長期で旅する際は、たまには誰にも気を遣わずゆっくりできる場所に泊まるのが大事だと実感。
・ サンミゲルデアジェンデ
El Hostalito:
中心部の安宿。一泊約800円。
綺麗ではないが一泊なので我慢。
謎の虫にさされて足首がすごく腫れる。
今後訪問予定のキューバ、グアテマラ、コスタリカの情報収集を進めた。
⑥ ショッピング
・カンクン
ダウンタウンのスーパーや商店でイヤホンや化粧品を買い足し。
大型ショッピングモールもあるが行かなかった。
Mercado 28:
ダウンタウンの民芸品市場。
メキシコらしいお土産がたくさん売っている。
プラヤデルカルメン:
カンクンからバスで約1時間ほどのビーチリゾートだが、ショッピングスポットがたくさんある。
メイン通り。初めて民族衣装を買った。
大型のモールもある。
・ メキシコシティ
Mercado De Artesanias La Ciudadela:
大きな民芸品市場。
メキシコらしい雑貨が並び、何時間でもいたいくらい。
El Bazar Sabado:
San Angelで毎週土曜日に開かれるバザール。
訪問時は死者の祭りと重なり仮装をした人も多くとても賑やかだった。
Mercado De Artesanias La Ciudadelaよりも洗練された雰囲気があり、周辺にもおしゃれなお店が多い。
・ グアナファト
スーパー:
お年寄りが商品をビニール袋に入れる係として働いていた。
イダルゴ市場:
二階建てで、食品や民芸品を売っている。
ピピラの丘付近:
少しお土産やさんが並んでいて、ここで安く名入れしてくれるお店があったので、コインケースを購入。
お祭り期間限定かわからないが、屋外で手作りのかわいい雑貨を販売している場所が他にもあった。
・ サンミゲルデアジェンデ
街の至る所におしゃれなショップがあるので、気の向くままに探検するのがオススメ。
メキシコの中心部に位置するということで、ハートマークがこの街のシンボルになっている。ハート型のお土産がたくさんある。
Mercado de artesanias:
民芸品市場。メキシコらしいお土産を一気に探すならここ。
⑦ 犬
田舎では野良犬を見かけた。
メキシコシティの友人宅で飼っている犬、イカロと生活を共にできて癒された。
⑧ その他観光地・イベント
・ カンクン
プラヤデルカルメン:
カンクンからバスで1時間ほどで行けるリゾート。
ビーチが綺麗でショッピングも楽しめる。
Dia de muertos:
毎年11月頃に行われる、亡くなった人たちが自分たちの元に帰ってくる日のお祭り。日本のお盆に近いが、メキシコのこのお祭りはとにかく明るくて賑やか。
カラフルなメイクと衣装に身を包んだたくさんの人で街が溢れかえる。
この時期は各都市でお祭りが行われるが、私はメキシコシティとMixquicとグアナファトで参加することができた。
・メキシコシティ
・グアナファト
墓地に日本と同じようにお供え物をしに来ていた。
お墓だけどかわいい。
道には綺麗なガイコツなどを描いた絵が。
子供達のダンスも。
San Andres Mixquic
死者の祭り発祥の地らしく、友人が連れて行ってくれた。
現地の人でも警戒するくらい治安が悪い。
おばさんが近づいてきて突然唾をつけられた。
お祭りは夜盛り上がるようだが安全性を考え早めに帰路につく。
・ グアナファト
フアレス劇場:
街の中心部にある立派な劇場。
ピピラの丘:
グアナファトのカラフルな街を一望できるスポット。
ケーブルカーで登る。
・ サンミゲルデアジェンデ
教会:
夜のライトアップがとても綺麗。
ベンチに座ってしばらくぼーっと眺めていた。
⑨ お世話になった人
Sebastian:
私は日本で彼をご飯に連れて行き少し話しただけだったが、彼はメキシコシティ滞在中色んなサポートをしてくれた。
大家さんと交渉してシェアハウスに泊めてくれたり、仕事の昼休みを延長してバスターミナルまで付いてきてくれたり、危険なエリアを詳しく教えてくれたり、行きたいところにたくさん連れて行ってくれた。
連れて行ってくれたけどイベントが終了していたり、帰り方がわからなくなっておどおどしたり、頼りない部分もあったけれど、心優しくて、メキシコ人らしからぬ(?)心配性なので、何でも彼に相談させてもらい安心して滞在できた。
⑩ 総括
一番楽しみにしていた中南米の旅を無事にスタートさせることができた。
行きたかったお祭りにも参加することができ、ラテンの陽気な空気を感じながら、カラフルな街で毎日充実した日を過ごすことができた。
一方、ヨーロッパでは全く気にならなかった病気(マラリア疑惑、虫刺され)のリスクに直面。
また、メキシコに来るまでは英語だけできれば何とかなるだろうと思っていたが、今後の中南米の旅を充実させる為には最低限のスペイン語の習得が必要だと気付いた。