ドンキーコングJr.の算数遊び
ファミコンでお勉強?
パパ(ドンキーコング)が示す解答が得られるように、ドンキーコングJr.を操作して計算するゲーム。
パパが数字を掲げるので、それにぴったり合うように計算を続ける。
まずはつり下がった鎖の途中に一桁の数字があるので、それにふれると画面の隅に取った数字が表示される。
足場となる島には+、-、×、÷の記号が置いてあるので、それに触れると数字に続けて記号も表示される。
そうしてまた鎖の途中にある数字に触れると自動的に計算されてその解答が画面の隅に表示される。
その数字からまた足したり掛けたりしてパパが出した数字と同じになればクリアとなる。
ひとりでもプレイは可能だが、2Pでピンクのゴリラを操作して同時プレイもできて、どちらが速く計算できるか勝負ができる。
モードは「CALCULATE A」と「CALCULATE B」で、Aはパパが出す数字が二桁で、Bは三桁になる。
桁数が増えても入力できる数字は鎖の途中にある一桁の数字のみ。
なので、効率よく少ない入力回数でクリアしないと結構時間がかかってしまう。
たとえば250という答えを得るのに、5x5=25。 25x9=225。 225+9=234。 234+9=243。 234+7=250と、5回の手順を踏むより、1+9=10。 10x2=200。 200x5=1000。 1000÷4=250と、4回の手順で終える方が早い。
ただ、手数の評価はないので、一人プレイはおもしろいとはいえない。
ひとりで計算演習
「+-×÷EXERCISE」モードは複数桁同士の足し算やかけ算など、計算問題が出題される。
筆算の形式になっているので答えは導きやすい。
ドンキーコングJr.を操作して鎖の上り下りで数字を入力し、下一桁から順番に計算していく。
今まで知育系ゲームがヒットしなかったのは、入力の手間にあったように思う。
コントローラでキャラを移動させるので、数字一つ入力するのが面倒と感じてしまうのだ。
タッチペンで複雑な漢字まで読み取れるニンテンドーDSは、まさに最高のデバイス。ようやくこのジャンルの花が開いたという感じ。
タッチパネルの可能性を広げたのはやはり、ニンテンドーDSではないかと思うのだった。
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