色の力をかりて
オーラが見える、というわけではないけれど、見えているような気になっている。
昔から「この人は何色」と人に色を当てはめることを自然にやっていた。雰囲気のある人やエネルギーの強い人からしか感じないので、誰に話すこともしていなかった。
最近は人だけではなくて、生活や空気、感情のようなものにも色を当てはめていることがある。朝起きた瞬間、ホームに降りた時、遠くから眺めるその景色や、人々の関わりを見ている時…。考えて色を当てはめているのではなくて、勝手に浮かんできて「これは何色だな」と腑に落ちる感覚がする。そしてその色を心地よく感じる時も、感じない時もある。
だから何?という話だけれど、私にとって色を見ることは心地の良い空間を見分ける指標となっている気がする。色に良し悪しがある訳ではないけれど、自分に馴染まない色に無理して飛び込む必要はないし、私にあった色の中にいられると安心で幸せというだけ。
色にはエネルギーがあるから、私たちはそのエネルギーの力を借りることができる。身に付けるでもいいし、絵を飾る、でもいい。私は何かにモヤモヤを感じた時、答えのない感情の色の色鉛筆やクレヨンを使ってただ描いてみる。目で色の先を追っているうちにだんだん眠くなってきてモヤモヤがなくなる。瞑想に近い感覚なのだと思う。
ラッキーカラーは1つじゃないから、まずは自分の周りの色を感じてもらえたらいいな。