引きこもりでも働ける。
コミュ障の若宮はふと思った。
「自宅で働ければ、人と会わなくても済むじゃん」
今はネットの時代。
一人一台パソコンを持って、クラウドが実用化されていて、普通の会社員だってパソコンで作業しているんだから、自宅でも働けるはず!
まずは目の前にあるパソコンで、Google先生に聞いてみたわけですよ。
どんな働き方があるのかと。
今のインターネット社会は、盛んに生産活動が行われていて、人の生活と切って切り離せないものになっています。
たくさんのサービスが乱立しているのだから、人手不足の場所もあるはず。
まず目につくのは、WEBデザイナーとか、プログラマーとか。
HPをデザインしたり、アプリを作ったりする職業ですね。
ちょっと調べただけでも、知らない言葉がたくさんで、コードなんて書けないし、プログラムなんてわかんない!
これは勉強しないとアカンやつや。
若宮のネット知識は、10年以上前にHTMLでタグとか打ってホームページを作った段階で止まっている。
無理だな。
他には・・・
絵を描くデザイナーとか、文章を書くライターとか。
これも・・・ペンタブは持っていますけど、絵を描かなくなって久しいし、センスの欠片も無い。
文章はこのnoteに書いていますけど、自分の好き勝手にしか書いた事がない。
う~ん・・・
若宮にも出来る仕事はないの?!
と、思った所で見つけたのが、”クラウドソーシングサービス”です。
クラウドワークス、ランサーズ、ココナラなど、聞いたことありませんか?
最近は、CMなんかも見かけますよね。
簡単に言うと、お仕事の発注者と受注者をマッチングさせるサイトのことです。
無料で登録できるので、若宮はランサーズに登録してみました。
どんなお仕事があるかというと、もちろんWEBデザイナー募集とか、プログラマー募集、コンサルタント募集など、スキルや経験が必要な仕事もあります。
けれどそれだけじゃなく、タスク、作業と呼ばれる、簡単なものもあるんです。
たとえば、モニターやアンケート回答。
もらえるお金は少ないですけど、簡単だし数分で済むので、若宮はそこから始めました。
次に見つけたのはネーミングコンペ。
様々な会社が、新サービスのネーミング、新商品のキャッチコピーなどに悩んでいます。
それを提案するのですが、これが結構面白い。
製品やサービスの特徴を加味して、なおかつ他とかぶらない名前を考える。
難しいんですけど、これにスキルは要りませんからね。
採用されると、1件1万円~といった感じなので、たくさん提案すれば可能性も上がりますし、毎日何件も提案を出して、月に一回採用される位のペースでした。
これだけでも大きな収入ですよね。
そして、若宮がメインで受けていた仕事が、テープ起こしです。
音声データを受け取り、それをWordなどに文字起こしするというお仕事です。
知り合いに頼まれて数回テープ起こしをした事があったので、チャレンジしてみました。
最初は、素起こし、整文、話者立てなんて言葉も知らなかったですけど、分からないことは調べつつ、クライアントさんとやり取りしながら進めていきました。
続けていると、クライアントさんから指名されてお仕事が舞い込む様になりました。
けれど、最初はあまり稼げません。
案件が入札方式?で、受注者側がいくらで仕事を受けるか、提案していくんです。
そりゃあクライアントは安く仕事を受けてくれる人を選びますよね。
そうすると、仕事を受けたいがために受注者が安く安く入札するんです。
時給に換算すると、最低賃金の半分以下、なんてザラですよ。
それでも実績を重ね、良いクライアントさんに気に入ってもらえると、テープ起こしの正規の価格などで仕事を受けられます。
他の仕事のジャンルでも、やはり下請けということで買い叩かれる部分はあるようです。
それでも、
・働きたいけれどフルタイムはちょっと・・・。
・お小遣い稼ぎがしたいな。
という方にオススメです。
もちろん、スキルや資格がある方はその分だけ報酬が上がりますし、無くても実績を重ねていけば、良い仕事が舞い込みます。
基本的にクライアントさんとはサイト内のメッセージでやりとりするので、電話が苦手とか、不規則にしか時間が取れない、なんて方でも大丈夫。
テープ起こしに関しても、得意不得意はあるでしょうけど、音声を聞く静かな環境があって、パソコンがあって、タイピングが出来れば大体の人ができます。
音声データはインタビューが多いので、バリバリ働く社長さんのお話とか、新しく企業する若い方のお話とか、時には有名人のお話を聞けたりもします。
テープ起こしをしていて、楽しい部分ですね。
注意してほしいのが、マルチ商法や詐欺業者も隠れているということです。
運営会社も排除するために頑張っていますが、なかなか無くならないのが現状。
自衛するためにも、上手すぎる話には乗らない、実在する企業か確かめる、事前にお金を払わない、個人情報には気をつける、など注意は必要です。
けれど、何も知らずに、なんの資格もスキルも無い若宮が、始めた翌月くらいから月に2、3万稼げたのですから、一つの働き方として、一考の価値があるのではないでしょうか。
実を言うと、今は休止中なんですけどね(笑)
目標であった、「家族を食事に連れて行く」「ゲームを買う(Switch&あつ森)」というのを、ランサーズで稼いで達成してしまったので、目標が無くなってしまったんです。
それとやっぱり、最低賃金以下というのがモチベーションを下げますよね。
でも、辞めたくなったら辞められるというのも、魅力の一つですよね。
もちろん引き受けた仕事を途中で投げ出すのは駄目ですけど、生活が忙しくなったら休止して、暇になったら始められるのもこの働き方の特徴です。
若宮は、この働き方を精神疾患を持つ方にオススメしたいです。
様々な精神疾患は、体調に波があるという共通点があります。
なかなか社会は、その波に合わせてくれませんから、自分で組み立てられるスケジュールは魅力です。
体調の都合で休職したり、退職したりして家に居ることが多いと、自信が無くなってきます。
自分は社会でやっていけるんだろうか、と。
体調が安定してきても、いきなりフルタイムで働くのは勇気がいりますよね。
だから、人と関わるストレスも少なく、自分のペースで進められるクラウドソーシングという働き方を、ステップにすると良いんじゃないでしょうか。
サイトを利用していくつか仕事をこなすことで、自信が付きますし、自分のペースが掴めてくるはず。
働いてお金を得るって、やっぱり嬉しいですし、自己肯定感にも繋がると思います。
ここから興味を持って、もっと専門的な知識を勉強しても良いですし、そのままフリーランスで働くのも、素敵だと思います。
(たくさん稼いだら、確定申告はしてね!)
興味がある方は、登録してみてはいかがでしょうか。
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