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ラノベなどに登場するチートキャラには、対価を支払って欲しい。

ラノベなどによく登場する、チートキャラ。
天が二物も三物も与えちゃった様な設定だったり、汎用性の高い能力に特化していたりする。
まあ物語の主人公って、どのジャンルでも何かしらに秀でていたりするけどね。
そこについついリアルを求めてしまうんですよ。
物語の時点でフィクションなんだけれど、虚構と現実の境にあるから小説とか漫画って面白いのだと思うんだ。

チートキャラの主人公、完全無欠な能力で勧善懲悪なお話だと、見ていて楽だし敵を倒せばスカッとする。
エンターテイメントではアリだと思う。
でもそれだけだと、薄いというか、浅いなと思ってしまう。

もう若宮の好みになってしまうけど、バランスをとりたくなってしまうんだよね。
大きな能力、才能を持っているなら、対価を支払って、何かを失っているとか、ものすごく苦手な事、弱点が無いとバランスが取れないと思う。
完全無欠なキャラも良いけれど、そればっかりじゃ飽きちゃうよね。

キャラクターの弱点って、物語を深くしてくれる重要なものだから、欠かせないと若宮は思っているのだけどどうなんでしょう。
だって現実に完全無欠な人なんていないじゃん。いや、居るかもしれないけれど。
はた目には完璧でも、どこかしら弱点はあると思うし、他人から見たら長所でも見方を変えたら短所かもしれないし。
ファンタジーな作品、SFな作品は虚構だらけですけど、だからこそリアルが混じっていないと一気に嘘っぽくなると思うんです。
設定が虚構なら人間関係はリアルに。設定がリアルなら人間関係は虚構に。
そうやって虚構と現実の境でバランスをとるのが物語なんじゃないかと、若宮は思っています。

まあ、どちらかに振り切っても面白いと思うけどね。
でもやっぱり、どこか弱点があるキャラの方が、好きになれるんですよね。


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