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階層化されつつある社会
昨日読んでいた記事で気になったのが下記
いわゆる釣りキチ三平の作者の話なんだけど、絵が上手いどうこうより気になったところがある。
アパートやマンションでなく、民家に下宿…というのがいかにも昭和だが、甘い甘い、昭和度がさらに一桁違う。
この老夫婦は日銭に困って下宿屋をやっているのではなく、それどころか超大金持ちの山林地主。用心棒と、子供のいないさみしさを紛らわせる話し相手として、地方の一流企業から身元のしっかりした若者を下宿人として呼んでいた、のでした。
食事から身の回りの世話まで超豪華。
こういうのを読んでいて思う。日本は特に均質化した中間層がいて云々という話って、実はかなり特殊な時代のまたごく一部の話でしかなくて、今の時代においてもさまざまな階層(レベル)の人たちがいて、自分の周りのみの話が常識でそれ以外は異質だと思っている人が多いのではないかと感じている。
急激な円安や気がつけば国同士による緊張状態など外的要因による変化が多くある中、ある人は流されある人は漁夫の利を得ている人もいると思われ、感覚的ではあるが急に没落する人もいれば急に我が世の春を謳歌し始めた人もいる気がしている。そうなると先ほど取り上げたような自分達とは異質な人たちが輩出されていてもおかしくない。
怖いなと思うのは、テレビなどのメディアはおそらく「平成初期の黄昏」を追いかけるだけで今を適切に切り取ることはないし、YouTubeのそれは個人の領域のみを切り取るだけでしかない。何というかもう少し広いゾーンで今を切り取るメディアって実は少なくなっている。
それがいいか悪いかはわからないけど、こう再び階層化しつつある社会において、自分はどの辺りにいて他はどのような層が存在し介在されるかとかは注視していく必要がある気がしている。いろいろ横目に見ればヒントがあるはず。この難儀な世の中、上手に生きられたらいいなと思います。
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