一見普通のちょっと変わった家族の話_1
私は6人家族の1番目の子供、長女として生まれた
両親、年子の妹、3つ下の妹、8つ下の弟、という構成だ
今は自分の家族をもち、夫、中学生の息子、来年産まれてくる娘の5人家族(になる予定)
改めて家族のこと(実家と今の自分の家)を考えると、結構な量の思い出が蘇っていき、これを口伝で家族内に留めておくのはどうも惜しいなと勝手に思ったのでここに書き留めておくことにした
私が生まれた家
今から39年前、私は両親の第一子として東京・武蔵野市に生まれた
父と母が29歳の時だった
1月、母の記憶では雪が降っていたようで陣痛がきて、自宅から病院まで歩いて向かったそうだ
母、滑って転ばなくてよかった
どこの家族も同じだと思うが、第一子というのは何もかもが初めてなので、両親も探り探りのなか、たくさんの愛情を注いてくれた
・・・と両親から聞いている
最寄り駅から少し離れた木造アパートに住んでいて、あまり裕福とは言えない暮らしだったようだが、幸せな時間がそこには流れていた
両親の話
父と母は大学の同級生だった
元々学年は1つ違いだが、父が浪人したおかげで2人は巡り合った(塞翁が馬とはこのことか)
お互い広島と山口から出てきた者同士、たまたま大学内のあるコミュニティで出会い結婚に至ったそうだ
(余談だが、若い時の母は山口百恵に似ていてとても可愛かったと家族で話している ※今は全く似ていない)
私が生まれた時、父は学生だった
大学院生
博士論文を書いていた最中だったとか、母は父の執筆の邪魔にならないように色々と気を遣っていたらしい
無論、家計については母は大学卒業後に就職して支えていた(このあたりから後述する母のたくましいストーリーが紡ぎ出された気がしている)
私はとにかく泣きまくる赤ん坊だったようで、それはそれは泣き止ませるのに本当に苦労したと両親から聞かされる
そんな騒音の中で父はよく論文を書き切ったものだと他人事のように思う
翌年に
1個違いの妹が生まれた
妹のキャラクターは私とは真反対で、年が違いだけに良くも悪くもお互いに多大な影響を与えているのだが、それは妹パートで記すことにする
今のところ、何も変わりない家族像で面白みのない感じだが、後から色々なドラマが待ち受けるので、焦らずゆっくり書いていこう
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