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恐怖による動機付けの恐怖

#365チャレンジ 【204日目】

秋田県大館市の「学習塾ダブルステップ」で
小学生・中学生・高校生を対象に
勉強を教えています、ワカマツ塾長です。

このチャレンジは、子供たちへの
「勉強頑張れ!」の言葉に
説得力を持たせるため、
また「継続こそ最強」なことを
身をもって証明するために続けています。

第1回からお読みいただけますと
本日の内容をより一層楽しめます。

まだ読んでいないよ、という方は
以下のリンクよりお読みいただけますので
ぜひ読んでみてください。


1.はじめに

みなさん、よく眠れていますか?

塾長は寝過ぎなほどよく寝れています。

よく妻には、
子供が泣いているのによく寝れるよね、
とまで言われるくらい
睡眠をしっかり取れています(笑)

夜寝ようと思って布団に入っても
寝れない時ってあるじゃないですか。

でも塾長、ある方法を知ってから
寝れないということが極端に少なくなりました。

そもそも寝れないことが
あまりないんですけどね(笑)

何かで読んだのですが、
どこかの国の軍で使われている
睡眠導入法だそうです。

布団に入り、仰向けの体勢を取り、
腕と脚を伸ばした状態で目をつぶり、
極限まで力を抜きます。

これだけです。

体に絶対に力を入れてはいけません。
布団やベッドの柔らかさに体が沈んでいく感覚で
とにかく脱力することを意識してください。

塾長、これをやるだけで秒で寝ます(笑)

もし気になった方がいたら
試してみてくださいね。

個人差があるので
効き目は絶対ではありません。

寝れなかったとしても
ノークレームでお願いします(笑)

本日もよろしくお願いします。


2.恐怖による動機付けの恐怖

さまざまな親御さんのお話を伺っていると
子供に対するさまざまな声がけを聞きます。

その中でも、
塾長がすぐにやめてほしいと思うレベルで
気になる声の掛け方がありました。

それが恐怖を伴うプレッシャーを与える声がけです。

どういうものかというと、
例えば、
「勉強しないと将来マズイよ」
「このままだと高校に進学できないよ」
こんな声の掛け方です。

いかがですか?
何の気なしにしてしまっていませんか?

言いたくなる気持ちはわかるんです。

だって正論ですから。

自分が間違っていないことというのは
どうしても声を大きくして
言いたくなってしまうものです。

ただ正論というのは
自分にとっては気持ちの良いものですが、
相手からしてみればそうではない。

親子といえども信頼関係を悪化させてしまう
非常に恐ろしいことでもあるんです。

今日はこの
「恐怖による動機付けの恐怖」について
まとめてみます。

プレッシャーは大切

何かを頑張るときに
適度なプレッシャーは勉強の効果を高めます。

ですので、
プレッシャーを持って勉強することは
間違っていませんし、
親が適度なプレッシャーを与えるというのも
あり得ないことではありません。

しかし、プレッシャーとは、
親から与えられるよりも
子供が自分で見つける、感じる方が、
より成果は高まります。

ただ、それができない子供だっています。

その場合は、子供が気付きやすいように
親が手伝ってあげると良いでしょう。

その際に、
恐怖によるプレッシャーをかけることは
絶対にしてはいけません。

そうすることで、
確かに勉強はするかもしれませんが、
子供にとっては
嫌なことを材料にかけられた言葉なので
言われた側の心にはそれなりに長く残ります。

ですので「叱咤激励」をするとしても
自分の子供を萎縮させてはいけません。

むしろ、励まされた、支えられている、
やる気が出た、と子供が思えるような
「叱咤激励」のやり方を考えるべきでしょう。

恐怖に平気になる

例えば、毎日親から
「このままだと将来大変だよ」
と言われ続けた子供がいたとします。

人間の体には
学習性能力というのが備わっています。

最初は「確かにやばいな」と思っていても
何度も続くことで、体の防衛本能が働き始め、
何を言われても
恐怖することがなくなってしまうのです。

この学習性能力が働くことによって、
親からの声がけが子供には何も届かなくなり、
親子の信頼関係は最悪の状態になります。

「恐怖による動機づけの恐怖」、
お分かりいただけましたでしょうか?

さらに残念なことに
この「恐怖による動機付け」は
長続きすることは絶対にありません。

その一瞬は頑張ったとしても
すぐにどうでも良くなってしまうんです。

それほどネガティブな感情で頑張るというのは
難しいことなのです。

子供には楽しい未来を想像させる

声がけの時に意識してほしいのは
「楽しい未来を想像させること」です。

「勉強を頑張って大学生になれたら
 たくさんゲームできるかもね」

「テスト結果が良かった後の
 長期休みほど楽しいものってないよね」

子供に
「明るい未来」をたくさん想像させるような
言葉を選んでみましょう。

子供の気持ちとして
ワクワクする、楽しそう、この感情こそが
頑張る動機に最もふさわしいと思うんです。

そのためには、ご褒美を用意しておく、
なども方法の一つと言えます。

子供と一緒に、
進路について真剣に考えたり、
子供の努力した過程を褒めたり、
子供がポジティブでいれる言葉選びが
親のかけるべき理想の言葉だと思うんです。

子供は勝手に勉強する

最後に、少し話はそれますが、
勉強ができる優秀な子供がいる家庭は、
勉強に関してほとんど子供に声をかけません。

子供が勝手に気付き、
勝手に勉強をして、
勝手に優秀な成績になります。

塾長感覚ですが、
親の話したいこと1割、
子供の話したいこと9割
で会話ができている家庭は、
子供の成績が良いことが多いと思います。

例えば、子供との日常会話が
受験や進路や勉強の話だけになっている家庭は
残念ながら子供の成績が良くないことが多く、
逆に子供がしたい話が話題に多く上がる家庭は、
子供の成績が優秀なことが多いです。

本当に不思議ですよね。

子供には自由にさせつつも
やるべきことははっきりと子供に示している、
という姿が理想なのでは、とも思います。

本日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。


3.今日の名言

あなたは運命を変える力を持っている。

パイレーツオブカリビアン

これはデッドマンズチェストのセリフだったかな?

少し怖い雰囲気の占い師のお姉さんに
ジャック・スパロウが言われた言葉です。

こんなこと言われたら、
やるしかなくなるじゃないですか(笑)

認められる言葉をかけられると
やる気はフルパワーですね。


4.あとがき

最後に塾の宣伝を。

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本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。

明日は
「兄弟で学力差があるときは?」です。

勉強を頑張るすべての皆様に
「幸あれ!」

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