週間モーサテダイジェスト 12/27
おはようございます。JUNです。一週間のモーニングサテライト(BSテレ東 月~金 05:45~07:05)を株価の情報を中心にまとめました。
週末終値の比較
NYダウ終値👆
18日(金) 30179
25日(金) 30199 +20(+0.06%)
ナスダック終値👆
18日(金) 12755
25日(金) 12804 +49(+0.38%)
S&P500終値👇
18日(金) 3709
25日(金) 3703 -6(-0.16%)
日経平均👆
18日(金) 26763
25日(金) 26656 -107(-0.39%)
一週間の振り返り
今週はクリスマスを含んでいた為薄商いが目立つ。
追加経済対策は93兆円の規模で議会は基本合意したがトランプ大統領が銀金給付の増額を求めた。議会下院で一人600ドルの現金給付を2000ドルに引き上げる求めたが共和党が反対。追加経済対策の早期実施が不透明になった。
またEUと英国が自由貿易協定(FTA)の交渉がついに決着。EUと英国間での関税はゼロを維持する。争点だった漁業権の問題ではEUが英国海域での操業を行う事ができるが漁獲量を25%減らす5年半の移行期間を設けた。
来週の予定
31日
(米)新規失業保険申請件数・失業保険継受給者数
気になる言葉【自社株買い】
FRBは大手銀行の自社株買いを容認すると発表するとゴールドマンサックスやJPモルガンの株価が上昇するというニュースがあった。
なぜ自社株買いが株価上昇に繋がるのか。今週の気になる言葉に。
実はFRBはコロナショック後、銀行に対して自社株買いの他に配当金に関する制限も設けていた。今回行った銀行各社の自己資本等の健全性を確かめるテスト、ストレステストを実施した結果を受けて自社株買いと配当に関する制限を緩めた。
株主への還元方法として配当金の支払いと自社株買いがある。
それではなぜ自社株買いが株主還元へと関係があるのか。
それは発行済株式総数の減少である。
自社株買いを行うことで株主は減る。株主が減ることで残る株主たちの分け前が増える。つまり流通する株式の数が減るので希少価値が増すのだ。
また発行済株式総数が減る事で一株当たり当期純利益=EPS(当期純利益÷発行済株式総数で計算)も改善する。EPSの改善によりPER(株価÷EPS)の割安感もアピールできる。発行済株式総数の減少によりPBR(株価÷1株あたり純資産)の割安もアピールできる。
いいことばかりのように見える自社株買いだが悪い面もある。自社株を買う事により会社のお金が減り将来への投資額が減る事、手元資金も減り自己資本が減ることにより会社の安全性は減少する事等が挙げられる。これは配当をする時でも同じだ。
今あるお金を株主に還元するのか或いは将来の成長に投資するのかというのは各企業により考えの違うところだろう。
来年は銀行株の動きにも注目しようと思う。