女優さんの訃報に思うこと
本編を書き進めてないけど、ちょっとどうしてもどこかに吐き出したくて書いてみます。
昨日、某有名女優さんがお亡くなりになられたとの報道がありましたね。
驚きすぎて何度もだんなにききかえしましたわ。
で、やはりなんで??って考えてしまいますよね。
特にファンというわけではありませんでしたから、彼女のプライベートは詳しくなく、再婚されて2人目が生まれていたと知ったのは、この報道で、です。
それでなんだかゾッとしました。
40歳で、1歳にならない次男。
私と同じなんです。
ご本人にしか真実はわからないので憶測でモノを言うのはよくないんですが、あくまでわたしの感じたこと。彼女に当てはまるとは限らないですが。
私の場合。産後、育児休暇中にコロナの流行もあって、高齢の親にも頼れず、友達とも会えず。保育園の休園もあって、日中は1人で2人の子どもをみることになって。
思えば大変なことでした。
だけどそんな中、私は骨折してしまったので、それはもちろん別の意味で大変だったけど、実は気分転換にもなったんです。
夜もぐっすり寝れる。
ご飯も(あまりおいしくはないけど)ゆっくり食べれる。
ずっとやりたかったゲームや、読書などをして、1人の時間を過ごせる。
それだけでなく、病院の中は1つの社会ですから、患者同士でおしゃべりしたり、看護師さんや担当の理学療法士さんとあいさつしたり、毎日変化があってとても楽しかったんです。
子どもはかわいいんですよ。
でも、家に戻ったときの、子どもと私だけの膨大で単調な時間を思うと、帰りたいとは全く思いませんでした。
こんなこと言うと、なんて無責任な母親だって思われるでしょうが、本当のことなんです。
そもそも育児に向いてる性格とは思いませんけど、産んだからには責任があります。それに、望んで産んだんですから。
でも、子どもを産んで、母となると、急に自分の立ち位置が変わるんですよね。
例えば子どもの病院に行くと、先生や看護師さんから「お母さん」って呼ばれます。最初はすごく違和感がありました。私はあなたのお母さんじゃないのに。ちゃんと名前があるのにって。
私の人生なのに、もう私は主役じゃなくて脇役なんだ。
子どもが一番で、自分は二の次、それが母親なんだ。
子どもを持つ前、街で見かける赤ちゃんとお母さんの姿を見ると、単純に幸せそうだなって思ってました。
でも今、毎日子育てに追われる自分は、幸せ…幸せ?幸せ、だよね? 家族みんな元気で、お金の心配もなく暖かい家もある。世の中にはもっともっと大変な状況の人もいる。だから私は幸せで、これ以上何を望むの?
それでも日々ストレスを感じ、無性にイライラすることもあるし、投げ出したくなるときもある。
我が家はだんなさんが育児をやってくれる人なんでなんとかなってるけど、私にはワンオペとか絶対無理だ!
今風の日本の子育て環境、とにかく孤独です。
それをどうにかしないと、産後うつで亡くなる人は減らないでしょうね。
私は鬱にはなってないけど、根が適当な性格だからだよ。頑張り屋さんだったり真面目な人ほど、ヤバいと思う。
どうにかならないものかなぁ。
ご冥福をお祈りします。