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タイ・食の旅④【タイ南部地方の料理】

タイ北部、東北部ときたら、次は中部地方の筈なのだけど、飛ばして南部地方に進みます(笑)

タイ南部は、ちょうど象さんの鼻のような場所で、タイ側のマレー半島の大部分がそれにあたります。
有名なビーチリゾート「プーケット島」はアンダマン海側、「サムイ島」はタイランド湾側にあります。実は、わたしはサムイ島に約1年住んでいました。知人がサムイ島で旅行代理店を営んでいて、日本人客を獲得したいということで手伝いに行ってました。
今はどうか知りませんが、サムイ島は当時、ヤシの木より高い建物を建ててはいけない決まりがありました。大好きな場所の一つです。

サムイ島シルバービーチ

さて、タイ南部料理の特徴は、タイ人も口をそろえて言う「激辛」です。
南部は地理的にもイスラム圏の文化色が強く、タイの中ではイスラム教の人達が多く暮らしています。仏教徒の方がやはり多いのですが、深南部と言われているマレーシアとの国境近くの地域では、殆どの住民がイスラム教徒だと言われています。

ということで、豚肉以外の肉料理や、ターメリック等のスパイスを使った料理も豊富です。そして、半島の両脇に海があるので魚介類も他地域より多く使われています。
また、古くから中華系タイ人(華僑)も多く住んでいるので、中華料理をアレンジしたようなタイ料理も多いです。

では、私が好きなタイ南部料理を紹介していきます。

サトー豆(สะตอ)

タイ南部の食べ物といったら、すぐ頭に浮かぶお豆さん。平らなソラマメみたいな豆なのだけど、噛むと独特なにおいがします。好き嫌いが分かれる食べ物だけど、このにおいにハマってしまう人も。私もその一人ですw
ビールのつまみとして生で食べているタイ人をよく見かけましたが、私はこの豆を使った料理が好きです。

サトー豆สะตอ


一番好きなのが
サトーパットクンソットสะตอผัดกุ้งสด(サトー豆とエビの炒め物)」

サトー豆とエビをニンニク、唐辛子、パームシュガー、そしてカピ(エビペースト)で炒めます。白ご飯が進みますよ。

サトーパットクンソットสะตอผัดกุ้งสด

ホーモック・プラー(ห่อหมกปลา)

魚のすり身とレッドカレーペースト、さらにココナッツミルクと卵で作る蒸し物です。これ、私の大好物です。
ここNYでも近くのタイ料理屋で売っているのを知って、よく買いに行っています。

ホーモック・プラー(ห่อหมกปลา)


カオモック・ガイ(ข้าวหมกไก)

日本では「カオマンガイ」が有名だと思います。カオマンガイが鶏の煮汁で炊いたご飯なのに対し、「カオモック・ガイ」は、ターメリック等のカレースパイスを使って、鶏肉と一緒に炊いた「カレー味風炊き込みご飯」です。辛みもあまり無く、日本人の口に合う料理だと思います。私はカオマンガイより好きですね。

カオモック・ガイ(ข้าวหมกไก)


ムーホーン(หมูฮ้อง)
これは、リゾート地プーケット島の名物料理で、この地域に住む中華系の人達がもたらした料理です。中華タイ風豚の角煮でしょうか。
五香粉、醤油、パームシュガーやニンニクでじっくり煮込んでいて、お肉も柔らかくこってりした味付けでご飯が進みます。

ムーホーン(หมูฮ้อง)


ガイトート・ハジャイ(ไก่ทอดหาดใหญ่)ハジャイのフライドチキン

タイ南部最大の都市ハジャイの名物料理ですが、私はサムイ島に住んでいた時、ほぼ毎日食べていました(笑)
下味をつけたフライドチキンの上に揚げニンニク、オニオンチップがたくさんかかっていて、カオニャオ(もち米)と一緒に食べます。
いつもおじさんがバイクに乗って売りに回っていました。

ガイトート・ハジャイ(ไก่ทอดหาดใหญ่)

バンコクにもガイトート(フライドチキン)のお店はたくさんありますが、ハジャイスタイルのフライドチキンでは無いことが多いです。
バンコクでハジャイスタイルのチキンが食べたい場合は、南部料理のお店に行くと良いと思います。
私はハジャイに行ったことはありませんが、サムイ島で毎日のように食べていました。タイ南部だったらどこでも食べられると思いますよ。

さて、タイ南部料理は数えきれないほどありますが、辛い物好きな私でも辛すぎて食べられない物も多いです。だから、サムイに住んでいてもバンコクにいた時と同じような物を食べていました。それでも上に紹介した料理は大好きで、バンコクに戻ってからもとても懐かしく、美味しいお店を探しては食べに行っていました。

次回は、タイ中部にもどります。ただ種類がとても多いので、私が好きな「麺類」を先ず紹介する予定です。
お楽しみに💛


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