雪に包まれた白いCentral Park
New YorkにSnow storm(雪嵐)がやって来た。前日からニュースでは、暴風や大雪に注意しろ。食料の確保と停電や断水に備えろとひっきりなしに放送している。雪嵐が来るのは、明日午後4時ごろとされている。明日は学校も休みになり、レストランのアウトドアダイニングも中止された。
例年大雪が予想される日は、「Snow day」と呼び学校は休校になる。子供達にとっては嬉しい日なのだけど、今年は全然嬉しくないらしい。理由は、通学はしないけど完全リモートで通常通りの授業が行われるから。ましてやNY市の公立校に通う6年生以降は、大雪じゃなくても完全リモートだ。何も変わらず通常通りw 不貞腐れている。そしてレストラン。COVID-19の感染者が再度増えてきていることを受けて、ニューヨーク市ではインドアダイニングが禁止された。デリバリー、ピックアップ、そしてアウトドアダイニングのみの営業なのに大雪だ。商売にならない。今年の「Snow day」は、誰にとっても嬉しくない。
さて、予想通りに雪嵐はやってきた。夜11時ごろには、風の音が家の中にいてもゴーゴー聞こえてきた。翌朝起きてみると雪は止んでいた。窓の外から子供達の笑い声が聞こえてくる。覗いてみると、皆ソリを抱えて嬉しそうに親が外に出てくるのを待っている。そうか、セントラルパークにソリ遊びにいくのか。結構な積雪量だから、セントラルパークは雪に包まれて白銀の世界になっているだろう。青空が広がってるし、セントラルパークまで散歩に行くことにした。
セントラルパークは、我が家から西へ直進約15分だ。道は各ビルの管理人さん達が汗をかきながら雪かきをしてくれているので歩きやすい。セントラルパークの雪景色を思い描きながら歩く。
到着。真っ白だ。これが見たかった。まるで映画のシーンのようで立ち尽くす。私は3月のパンデミック以降、ほとんど毎日ここに来て散歩している。そして日々違う景色を見て楽しんでいるけれど、やはり雪のセントラルパークが一番好きだ。
人間界は色々煩わしい事が多いけれど、自然は何があっても平然と美しく、変わりなくそこにある。なんて事を歩きながら思ってみた。