東京来るときに手放した相棒の話
最近無性に車を走らせてどこか遠出したいと衝動に駆られる。
またあのタイヤからシートに伝わる振動、アクセルを踏んだときの鳴る弾むような吹き上がり音と加速感を感じたい。
だが、東京へ来てから移動はすべて電車になり車に乗る機会が減った。というよりなくなった。
これは自分がとった選択なのは知っているのだけどたまに無性にあの感覚を思い出す。
自分が乗っていた車が一般的に言うスポーツカーと呼ばれるタイプのものであった(もちろんMT)ので、
マニュアルならではのあの自分よりも大きなものをコントロールしている感が堪らなく心地よかった。
こっちへ来るときに不要とのことで泣く泣く手放したわけだが、その時の自分の半身を失ってしまった喪失感は今でも覚えている。
よく何も予定がないのに走らせていた。
一人で最長片道300キロ運転したこともある。
それだけ共に過ごしたいわば相棒を手放したわけだ。
そりゃこうなる。(笑)
ただ、いつかは将来的には必ずまた乗りたいと思っていて、今はしばしのお預けって感じ。
それまではYou Tubeとか見て我慢することにするかなぁー
以上。