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2024年4月裕泉堂歌会レビュー記事
梶間和歌が講師を務めております「裕泉堂歌会」の、開催後レビューポストや記事、対談などをまとめております。
詠歌上のコツや注意事項など、特に初心者さん向けにまとめたものが多めです。
歌会そのものにご興味のない方にとってもお役に立てるところがありましたら幸いです。
もちろん、これらを読んで興味を持たれた方の歌会へのご参加も大歓迎です。
主宰は三鷹古典サロン裕泉堂さま、講師は梶間和歌が務めております。
2024年4月歌会レビュー記事
4月の #裕泉堂歌会 も楽しかったですね。ありがとうございました。
— 梶間和歌 (@WakaKajima) May 2, 2024
・具体が大事
・上下句での大胆な対句
・気持ちを全部述べるとくどい
・事実より真実
・句切れが多すぎると読みにくい
・倒置が多すぎると読みにくい
・梶間の叙景歌がお好きな方はぜひ『玉葉集』『風雅集』の世界へ……
歌会中に触れた先行和歌は、永福門院
— 梶間和歌 (@WakaKajima) May 2, 2024
をちこちの山は桜の花ざかり野べは霞にうぐひすの声
(上3句と下2句で大胆に対句構造を取る)
思ひけるかさすがにあはれにと思ふより憂きにまさりて涙ぞ落つる
(万葉歌以外でまず採用されない結句の音数律「4-3」を、歌意と韻律を合わせるため敢えて採用)
「ずっとがんばってくれているので、歌会でも採ってあげたい。でも私が感情で歌を選ぶのは違う……」
— 梶間和歌 (@WakaKajima) May 2, 2024
という気持ちのあった方の歌を、今回初めて採りました。忖度や同情は一切なし。
大変、大変感慨深かったです。
皆様、いつも本当にありがとうございます。
歌会レビュー記事アーカイブ
裕泉堂歌会向けプチ講義動画
裕泉堂歌会に参加する
裕泉堂歌会はだいたい月1回、火曜日20時から、オンラインで開催しております。
リアルタイム参加できない方も後日アーカイブ視聴可能。
海外からの参加者もおられますよ。日本中、世界中どこからでもご参加くださいね。
主宰は三鷹古典サロン裕泉堂さま、講師は梶間和歌が務めております。
講師経歴
新古今見ざる歌詠みは遺恨のことなり。
1986年、島根県生まれ。
2009年~13年、自作の詩歌の対面販売に従事。
2012年、近代短歌に触れて短歌を詠み始める。
その年の夏、式子内親王の和歌に衝撃を受け、古典和歌、特に中世の新古今和歌、京極派和歌に傾倒。
2014年、ながらみ書房『短歌往来』3月号「今月の新人」に作品寄稿。
2020年、ながらみ書房『短歌往来』4月号の特集に評論寄稿。
同年5月、私家版歌集『生殖の海』上梓。
2021年、現代短歌社「現代短歌新聞」4月号「島根県の歌人」に作品寄稿。
2022年、ながらみ書房『短歌往来』8月号に作品寄稿。
2023年、ながらみ書房『短歌往来』9月号に作品寄稿。
2024年、隠岐後鳥羽院大賞 令和5年和歌部門 大賞(古事記編纂一三〇〇年記念大賞)受賞。
2021年~22年、オンライン講座「歌塾」講師。
2023年~、裕泉堂歌会講師。
新古今和歌と京極派和歌の良き読者を増やすことを生涯の仕事とする。
心の友は藤原定家、心の師は永福門院と光厳院。(2024年現在)
和歌活動を応援する
梶間和歌がつつがなく和歌創作、研究、発信を続けるため、余裕のあります方にお気持ちを分けていただけますと、
私はもちろん喜びますし、それは日本や世界の未来のためにも喜ばしいことであろうと確信しております。
「この無茶苦茶な生き方を見ていると勇気がもらえる」
「こういうまっすぐな人が健康に安全に生きられる未来って希望がある」
なんて思ってくださいます方で、余裕のあります方に、ぜひともご支援をお願いしたく存じます。
noteでのサポート、その他様々な形で読者の皆様にご支援いただき、こんにちの梶間和歌があります。ありがとうございます。
今後とも、それぞれの領分において世界を美しくしてゆく営みを、楽しんで参りましょう。
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