雑感:東京という生き物~文化系トークラジオ Life 「シン・TOKYO論~東京イメージの現在」を絡めつつ~
どうも!おはようございますからこんばんわ!まで。
GW真っ只中ですね。平時のGWは東京が賑やかな風景を想い浮かべますが、新型コロナウイルスの最中において東京という地域が慰められている感じがありますよね。今回は、先月放送されたTBSラジオの 文化系トークラジオ Life の「シン・TOKYO論~東京イメージの現在」を絡めつつ、東京について書いてみたいと思います。
1.東京1神教の崩壊?~東京も1つの街・自治体~
一昔前の東京は地方の人達から見たら羨望の眼差しだったと思います。長渕剛さんの名曲「とんぼ」の歌詞にある死にたいくらいに憧れた 花の都"大東京"みたいに、最先端を走る神様のような存在だったと思います。しかし、新型コロナウイルスを契機に人々が東京に行くきっかけを失くしていく中で東京も他の自治体と同様に1つの地域・地方だったんだという事が分かりました。そう考えた時、東京という街をどういう姿・景観にしていこうかという流れの1つとして、番組の前半で挙がったキーワードの1つが電柱の無電柱化です。
東京都のHPによると、東京では、戦後、都市の発展に伴い、多くの電柱が建てられてきました。 その結果、電線が張り巡らされ、電柱が立ち並び、都市景観を損ねるだけでなく、歩行者や車いすの通行の妨げになっています。 また、災害時に電柱が倒れ、道路が塞がってしまう恐れがあります。さらに、首都圏直下地震が発生した場合にも甚大な被害が想定されることから、無電柱化の重要性が一層高まっています。(原文まま)
ここでいう景観というのは恐らく高層マンションやデパートをはじめとした高層の商業施設が立ち並ぶ姿なんだろうなという推測ができます。そして、このイメージは現代において多くの地方の方が描く東京のイメージなのかもしれません。しかし、一口に東京といっても先程も書いた高層マンションやデパートをはじめとした高層の商業施設が立ち並ぶ姿や浅草や上野をはじめとした日本古来の文化が息づく街並みもあったり、東京という街は小笠原諸島をはじめとした島しょ部と呼ばれる地域も包括しているため、景観としての東京をどう捉えるのか?というのは東京を考える1つのきっかけなのかもしれません。
2.東京も細分化すると色んな顔がある。~行き着く先は街の平均化?~
テレビ東京制作の出没アド街ック天国という番組があります。あの番組では毎週地域を選んでその地域を取り上げていく番組ですが、地方で見た東京っぽさや東京で見た地方っぽさといったように、地方の人々がメディアをはじめとした多種多様な媒体を介して思い描く東京が完全無欠な(番組内では上品な人が多くおならをしないような街と表現)東京らしさだけではないという部分を考えると、地方と東京がお互いに地方らしさ・東京らしさを取り込んで切磋琢磨をしているのが今の東京と地方の関係性なのかな?という考えを持ちました。
コロナ前人々が色んなところへ旅行に行っていた中で民泊という言葉が話題になりましたよね?。東京をはじめとした都心部においては民泊の宿があちこちに割拠していましたが、その流れがつい数年前に私が住んでいる街にも表れました。こう考えた時、地方と東京がお互いに地方らしさ・東京らしさを取り込んで切磋琢磨をしているんだなぁと思いました。