雑感&感想 noteウェブセミナー:鹿毛康司さんに聞くnoteやSNSでつくるお客様との絆づくり
どうも!おはようございますからこんばんわ!まで
先日、noteさん主催のセミナー?を見ました。エステーの代名詞な商品である消臭力のCMに携わったことで有名なマーケター・クリエイティブディレクターの鹿毛康司さんが講師のセミナーです。今回はこれをネタに書いていきたいと思います。
1.肌感覚の大切さ
鹿毛さんのお話は私がとても印象的だったのが、表層には見えてこない潜在意識(インサイト・深層心理)を表出するにあたってSNSは数値等のデータ以上に分かると仰っていました。人間の思考プロセスには時として不合理性が紐づく場面があります。それは数値では表れにくいし、4P分析のような経営学やマーケティング論の研究で確立されている分析手法では分からない部分もあるのが人のこころであるんだなと思いました。
私は鹿毛さんが力説された潜在意識にある顧客のこころのキーワードの1つに共感があるのではないかと思いました。
上記動画は、エステー宣伝部のYouTubeチャンネルにて昨年4月に公開となった消臭力のCMです。新型コロナウイルスが世間を狂いだし始める頃で人々が生活に制約が掛かり心がげんなりしだしだ頃でもあります。消臭力の特徴と言えばトイレ内のこもった空気を変えるアイテムです。この特徴とイメージに残りやすい音楽で有名ですが、エステーは他の大手どころと比べてCM広告の予算が少ないというのもセミナーの中では話題となっていて、それでもこれだけインパクトのあるCMが世間で有名になる背景には共感というキーワードがあるのではないかと私は思いました。
セミナーの中で鹿毛さんは心対応×ニーズ対応⇒noteやSNSと登場!という図式を述べられていましたが、その根底にあるのは共感であると私は思いました。それをピックアップしやすい手法としてSNSがあるんだと私は考えました。
2.双方向性によるPRがしやすい環境⇒絆づくり⇒それがSNS
セミナーの中で鹿毛さんが仰っていたことでもう一つ印象的だったのが、CM広告等のマスを対象とした宣伝は一方通行のコミュニケーションだけど、SNSは双方向のコミュニケーションができる点が特徴的だと仰っていました。
私も今回のセミナーを受けるまで知らなかったのですが、セミナー内の資料の中で消臭力のCMに出演されているT.M.Revolutionの西川貴教さんが携わっているイナズマロックフェスの会場の仮設トイレで撮った簡易的な消臭力映像をTwitterに投稿したら約18万のインプレッションがついたり、顧客が自ら率先して消臭力を見つけてはTwitterに投稿してくれたり等、CM広告等の一方通行のコミュニケーション(セミナー内では縦の宣伝と表現されていた)は企業側のマンパワー次第でいわばやりたい放題だけど、双方向のコミュニケーション(セミナー内では横のつながりと表現されていた)がCM予算が少なくてもコンテンツを知ってもらう事ができる手法として重要でそれがしやすい環境としてSNSがあり、横のつながりを鹿毛さんは絆・仲間と呼んでいました。
3.最後に
セミナー鹿毛さんはSNSの使い方として、単に企業の宣伝ツールだけの側面でしか見てないのではコアなファン層にしか響かないけど、絆・仲間作りとしてのツールという側面を強調されていました。そこで大事なるのは使用するSNSのフォロワー数ではなくエンゲージメントだと仰っていました。
にしても、鹿毛さんのあのテンションの高さは中川淳一郎さんや常見陽平さんを彷彿とさせるものがありました。今月はお財布が冷え切っているので来月買おうかなぁと思っていますが、読んで勉強しないとなぁと思う内容でした。
4.おまけ:私の学びメモ書き
4P分析でのマーケティングは限界にきているのが現代⇒戦略からクリエイティブに運んでいく際に心が大切
人⇒論理では動かないのが普通,体系化されていなマーケティング(潜在意識)に包括される体系化されたマーケティング(顕在意識)
顕在意識(ニーズ)は5%,潜在意識(インサイト)は95%
「機能訴求」VS「イメージ訴求」のステレオタイプなアプローチでは深みはでない 心対応×ニーズ対応⇒noteやSNSと登場!
広告予算や投下量が少なくても、SNSやYouTubeを活用することでインパクトあるCMであれば注目する人がでてくる
GRP(延べ視聴率) GRP, Gross Rating Point GRP(延べ視聴率)とは、一定期間に流したCM1本ごとの視聴率の合計。 GRP(%) = 広告1件あたりの平均露出量 × 広告を打つ回数 GRP(%) = リーチ(広告の到達率)× 平均フリークエンシー(広告接触の頻度)
媒体は分断して使い分けるのではなく、組み合わせで使っていく&組み合わせ次第で双方向なコミュニケーションを取ることができる
ウケ⇒会社の認知度向上? 鹿毛さんがTwitterを始める前の思考にはあった
ブログ(SNS)⇒人の心や空気を感じるためのツール。 数値で出てくるニーズだけで判断すると感度がおかしくなる,感覚を感じるためにブログ(SNS)を活用する,AIにはできないのが心を感じ取る事
フォロワー<エンゲージメント
↑こういう図式でTwitterを捉えていく
エンゲージメントの積み重ね⇒ファン層に厚みができる⇒1つの遊び場としての土壌がTwitterにあり、それが自然と認知度向上につながる拡散となっていく
宣伝は一方通行だけど、コミュニケーションは双方向,それがSNS
マーケティングをなんのために行うのか?⇒GOALはなんなのか?を考える⇒企業を擬人化して人と人とのコミュニケーションとして考える
思考をやり続ける事がバイアスをはじくきっかけとなる⇒書いてあることのつなぎ合わせで自分の論を確立することは思考停止につながる可能性があり、それにはバイアスが掛かっている可能性がある。