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#15 いろんなキーでメジャースケールを作ってみた
前回の内容を踏まえて
色んなキーでメジャースケールを組み立てていきましょう!
ちなみに、組み立て方法はコチラです。
キーって幾つあるの?
単純計算で12個あります。
鍵盤の「ド」から「シ」までを全て数えてみると、確かに12個ですね。
従って、12個の鍵盤があるということは、同じ数だけのメジャースケールがあり、12個の調号が存在することになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1709606439445-gVzxj8TK0h.png?width=1200)
( 余談ですが「異名同音」も含めるとメジャースケールのみで15個存在していますが、これはまた今度詳しく書きます。 ) ←フラグ。
では、早速!
Gメジャースケールを作ってみよう
作り方
Gメジャースケールは、主音が「G」つまり「ソ」ですので
まずは「ソ」のところに音符を書きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1709608632465-f10QrpkbM5.png?width=1200)
ここをスタートとして、
メジャースケールの音の配列 ( 全・全・半・全・全・全・半 ) どおりに音を並べていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1709608645895-vXe1zLFAyp.png?width=1200)
Gメジャースケールの場合は、音の配列ルールにより「ファ」にシャープが付きます。
あらかじめ楽譜の左端、「ファ」のところに「#」を記載しておくと便利です。
![](https://assets.st-note.com/img/1709608660111-92ZtY7nl1U.png?width=1200)
では、これを実際に聴いてみましょう。
…(。´・ω・)ん?
これ、ただの「ドレミファソラシド」やん?…とも思われがちですが
メジャースケールの音の配列ルールに従っているため、
どの音からスタートしても
ちょっと高い「ドレミファソラシド」か
ちょっと低い「ドレミファソラシド」のような感じに聴こえるように出来ています。
後々のために覚えておきたいもの
![](https://assets.st-note.com/img/1709608670963-qKtsUK5UVu.png?width=1200)
さて、話題を戻します。
冒頭にも書きましたが、調号( キー ) とメジャースケールは密接に結びついています。
上記の楽譜のように、シャープの位置を覚えておくと
のちに調号やコードのところを学んでいくにあたって、いろいろと便利です。
Dメジャースケール
では同様に「D = レ」の音を主音として
メジャースケールを構築しましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1709608737737-TJhYgVogRG.png?width=1200)
シャープを楽譜左側に寄せます。
![](https://assets.st-note.com/img/1709608750970-cjeaWBah1H.png?width=1200)
やはり「ドレミファソラシド」っぽく聴こえますね。
Eメジャースケール
続いて「Eメジャースケール」です。
スケールの構築方法は今までと一緒です。
![](https://assets.st-note.com/img/1709608771359-pKmgvi8SAv.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1709608805636-HWBeZBp9yt.png?width=1200)
Fメジャースケール
同様に作っていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1709608816452-x0ZHn5TPgF.png?width=1200)
今回、ちょっとした違和感にお気付きでしょうか。
「ラ」と「ラ#」が混在していて、「シ」が無い状態なんです。
いわゆる、偏った状態。
例えば、こんなメロディーがあったとします。
楽譜に書くと…。
![](https://assets.st-note.com/img/1709608825035-tZmtkcML84.png?width=1200)
これ、4分音符だからまだ助かってますが
1曲まるまる
16分音符などの細かい音符でこれが来たら、もはや阿鼻叫喚ですね。ひぃ。
ってことで、
「ラ#」の代わりに「シ♭」で書いてみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1709612799342-xFYjeS3HeH.png?width=1200)
だいぶスッキリしましたね。
「Fメジャースケール」はフラットを使って書きましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1709608835551-sbbt1iPs6h.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1709608849605-H4N1vOpXzR.png?width=1200)
Aメジャースケール
同様に、「A = ラ」の音を主音として構築します。
![](https://assets.st-note.com/img/1709608871692-hqkK0DZKMy.png?width=1200)
Bメジャースケール
最後は「B」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1709608880071-WasJgquiRk.png?width=1200)
メジャースケールの主音、キーによって
シャープ、フラットの数が様々ですね。
さてさて、いかがでしょうか。
先ほど「Gメジャースケール」の項目のところで
「併せて調号も覚えておくと便利」と書きましたが
さすがに12個ぶんの調号、シャープとフラットの位置、書き順などを丸暗記するのは、さすがに大変だと思います。
次回以降は
調号のスムーズな覚えかたや法則性、割り出し方なども含めて
いろいろとご紹介していきます。