なりたい、やりたいを実現し妊娠へと導く【妊活プランナー】が誕生するまで#34

若返り鍼灸師の山田和宏です。
ご観覧いただきありがとうございます!

必死で働いても稼いできても報われず、自分の事ではない事で、人生を狂わされていきます。

やり場のない憤り、焦燥感、どんどん人間不信となっていくのです。

#33の続きです。

祖母との二人暮らしがスタートしました。

あんなにも幼少期に何回も遊びに来ていた従兄弟の家。

楽しい思い出が、逆につらいものとなります。

彼女との同棲を解除した事により、働いたお金は手元に残る様になり、

何だか色々とムカついてきたので、意地になって盗まれたシルビアのローン150万円を5ヶ月で返済し、

新たに180SXを購入します。

買ったばかりの車を祖母の家でいじっていると、叔母が現れて罵倒してきました。

鬼畜の人間に掛ける言葉なんてありません。
無視して作業をしていました。

ひたすら車に没頭する日々。

同棲を解除したMの態度と言動から、いや、まだ同棲していた時から、おそらく浮気をしていた事は何となくわかっていました。

そろそろ潮時だなと思い、付き合いだして4年の記念日を迎える前に、別れる事にしました。

はじめて、好きになった人一緒に過ごす事が、こんなにも心を満たしてくれるという事を教えてくれた人、何となく生きてきた私に人生の目標をくれた人です。

今までありがとう。
俺じゃない他の人と幸せになってね。

この時に言える精一杯の言葉でした。

切なさは有りましたが、私は完全に心が枯れてしまっていたので、たいして悲しくはありませんでした。

程なくして、彼氏が居る人でしたが、好きになれる人が現れてそこから2年付き合う事になります。

相手は浮気、こちらは1人。

父親もいなけば、身内からは罵倒される。

人生って何なんだろうな〜

なんて無気力になって生きていましたが、彼氏が居たとしても、枯れきった心によ寄り添い、水を注いでくれたのはこの人でした。

人生はじめての海外旅行で一緒にタイに行き、タイ古式マッサージの資格を現地で2人で取ってきたり、

職場でもプライベートでも、1日20時間、360日は一緒に過ごしていたと思います。

徐々に心が潤いだしていきました。

しかし父はまだ帰ってきません。

セラピストとしての収入も限界を感じ、23歳も終わりを迎える頃、自分でお店を構えるたいと思う様になっていきました。

しかし国家資格が無いと、やっていくのが大変なのは明白です。

祖母に相談をしました。

将来お店を持つためには、国家資格を取っておかいといけないと思う。

小さい頃からお世話になってきた、私の手を治してくれた接骨院の先生を目指してみたいと。

その接骨院の先生になるための国家資格が柔道整復師です。

ただ学校に行くとなると、3年間は朝から晩まで勉強をして、働かないといけないから。

寂しい思いをさせるかもしれないけど、ごめんね。

そう伝えました。

祖母は、

〝だったらお金を出してあげるから、自分の望む人生を歩みなさい。

和君のお陰でどれだけ救われた事か。

私のせいで、和君の人生を犠牲にしてしまっていないか心配をしていた。何かお返しをさせておくれ。

そういって、学費を出してくれました。

この祖母の言葉で、本気で、心の底から医療人になる事を決意する事になったのです。

再び受験勉強に励みました。

しかし職場の人から、柔道整復師の学校なら紹介してあげる事ができるよとお声がけいただき、

たいした試験もなく、形だけの小論文と面接だけであさっさりと合格をすることができました。

後から気付きましたが、医療系国家資格を取得できる学校の設立について規制緩和が行われ、世の中に医療系専門学校がどんどん新設さていった時だったのです。

理学療法士ではありませんが、柔道整復師というれっきとした医療系国家資格の専門学校へと入学することが叶います。

この時24歳、医療人としての運命の歯車が、いよいよ回し出したのでした。

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