なりたい、やりたいを実現し妊娠へと導く【妊活プランナー】が誕生するまで#60
若返り鍼灸師の山田和宏です。
ご観覧いただきありがとうございます!
前回からの続きです。
今まで患者さんに伝えてきた事、それを隣で10年間聞き続け、私を信じて命を任せたいと言ったAさん。
今までの経験、知識を総動員しても癌という病気に太刀打ちできなかった無力感。救いたい人を救えなかった自責の念。もう治療家を辞めようかと真剣に考えました。
今までどんな難しい症例でも、必ず何とかできる自信がありました。
だからこそ、治療の効果が出ていたのだと思います。
この時、今まで治せていた様な症例でも、結果が出なくなっていました。
ちょっと良くなるんだけど、すぐに症状が元に戻ってしまう。
一度の治療で痛みを取り切る事ができない。
焦りが焦りを呼び、何をしてあげたらいいのかがわからない。
全力で向き合ったのにも関わらず、Aさんを救う事が出来なかった事で、今まで積み上げてきた物、そして自分自身の事を完全に信じられなくなっていたのです。
もう駄目だ・・・。
楽になりたい・・・。
治療家を辞めよう・・・。
そう思うと、頭の中でこの言葉が出てきます。
〝死ぬこと以外は擦り傷〟
〝先生のやっている事、伝えている事は、必ず人を救うことができます。だからたくさんの人達のために頑張り続けてください〟
Aさんが私に言っていた事です。
この言葉が私を奮い立たせてくれました。
しかし一度失った自信は簡単には取り戻せません。
その後も何十回、何百回も挫けそうになります。
自分に何が足りないんだろう?
見えない世界の事も学ぼうと霊能力者みたいな修行もしてみましたが、答えに行き着くことは出来ず、余計に迷子にもなりました。
神様は私に何を求めているのだろう??
色んな世界観を理解していく事で、そう考える様になっていきます。
自分がわかったつもりでいた事なんて、本当に小さく視野を狭めて見てしまっていたんだなと気付く事が出来ました。
神様の意思には逆らう事ができない。
人の生と死には必ず意味がある。
だったらAさんは何のために産まれてきたのか??
考え続けました。
次回に続きます。