なりたい、やりたいを実現し妊娠へと導く【妊活プランナー】が誕生するまで#59
若返り鍼灸師の山田和宏です。
ご観覧いただきありがとうございます!
私の妹の様な存在のAさんの癌が発覚します。3月から下血が始まり、次第に痛みなどの症状が出だしますが、10月に回復傾向に向かいます。
治療効果が出ている事に私は少しだけ安堵しました。
調子が良くなったので、Aさんは大好きなハワイへご主人と旅行をする事に。
#58からの続きです。
このままもっと体の調子が上がり、Aさんが旅行を楽しんでこれる様に治療を頑張りました。
現地に到着してからは、痛みが有って外に出る事はしていないですが、ベットの上からでもハワイの景色を見ていると、本当に久しぶりに心が穏やかになれます。ありがとうございます。と連絡もくれました。
美味しい物を食べたり、動き回る事は叶わないにしても、楽しんでいると聞けて本当に嬉しかったです。
そして無事にAさんは日本に帰国し、さすがに疲れた様で1週間ほど家で安静に。
ちゃっと痛みが強いですが、元気ですよ!と連絡が来ます。
お正月には、わざわざ私の子供達にお年玉を持ってきてくれました。
しかしその直後辺りから、体に黄疸が出てくる様になってきたのです。
何をどう調べても
本当によくない状態です。
私は繋がりがあるお医者さん全てに連絡をし、何をするべきかを相談しました。
どなたに相談しても、黄疸か、厳しいなという言葉しか出てきません。
徐々に体を動かす事が難しいなり、治療を受けにくる事も難しくなってきました。
私は焦りました。
誰か!
お願いだから救うヒントをください!!
私にAさんを救わせてください!!!
誰かーー!!!
藁にも縋る思いですが、救う方法がどうしても見つかりません。
凄い良い物を見つけたよ!
これなら何か良い影響が出せるかもしれない!と、四国まで泊まり掛けで妻が勉強をしに行ってくれました。
慌ててAさんに連絡を入れますが、ちょっと体調が悪いので元気が出てきたら、またお願いしますねという返事でした。
3月になろうとする頃、お父様から連絡が来ました。
本人から、もう観念する。
だから病院に連れて行って欲しいと言われましたと。
今まで家族がどれだけ病院に行こうと言っても、絶対にウンと言わなかった娘が、自分から連れていって欲しいと言うので、私達も覚悟を決めましたとおっしゃられます。
もう楽にしてやりたい
見ていられないですと。
諦めないでください!と、ご家族に言い掛けましたが、言葉を飲み込みました。
〝絶対に大丈夫〟
言えなくなっている自分に気付き、自分に憤りを覚えました。
絶対の自信が揺らいでしまい、手に力が入らすま、救えるイメージがうまくできません。
ホスピスに入院し、痛みから解放され穏やかに毎日を過ごしていますと、ご主人から連絡が来ました。
そこから3週間後、ご飯が食べられなくなりました。もう諦めるしかないんですかね?と聞かれ、
私は諦めていないです。何とか方法がないか必死で毎日探してます。
諦めないでくださいねと伝えると、何とか振り絞った悲痛な声で〝はい〟とおっしゃられました。
神様、何とかさせてください・・・。
私の命を削ってでもいいから。
栄養を取らなければ、数日後には亡くなってしまいます。
何とか自分達で出来る事はないかと考え、私と妻で動画を撮り、ご主人に送りましたが、
その数時間後に、穏やかに旅立ったと連絡が来る事になりました。
私は泣き崩れ
絶対に救うと約束したのに
約束を守れなくてこめんない
救えなくてごめんなさいと
何度も何度もご主人に謝りました。
次回に続きます。
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