なりたい、やりたいを実現し妊娠へと導く【妊活プランナー】が誕生するまで#23

若返り鍼灸師の山田です。
ご観覧いただきありがとうございます!

バイクを手に入れた事で、行動範囲が広がっていきます。

転職したバイト先で内海と再会し、ここから運命が大きく動き出そうとしています。

#22からの続きです。

回転寿司屋でのバイトは、

だいたい皆んな何かしら繋がっていて、同じ高校だったり、隣の高校だったり、隣りの中学だったり、同じ津島周辺に住んでいる高校生か大学生。

内海の友達という事ですぐに皆んなと仲良くなりました。

バイトが終わっては、毎日の様に皆んなでそれぞれの原付に乗り込み、ビリヤードやボーリングをやりに行ったり、ご飯を食べに行ったり飲みに行ったりしていました(注:高校生ですのでお酒は飲んでいません)

バイト代を稼ぐ事より、ただただ楽しくてバイトに行く。バイトが休みの日もバイト仲間で誰かと居るという毎日でした。

帰りはだいたい深夜、高校では体力の回復のために寝ていた記憶しかありません。

女の子Mは、内海の事が好きで、幼稚園から知っている仲なので、よく相談に乗っていました。

Mは気の多い人で、常に誰かを追いかけていた女の子です。

誰かと付き合っては別れの繰り返し、そして慰める。いつしか自分が好きになっていました。

アタックするも、振り向いてはくれません。

諦めたいなと思っていたところで、バイト仲間が友達の女の子を紹介してくれ、相手の子が気に入ってくれたので付き合う事にしました。

人生のはじめての彼女ですが、でもMの事が忘れられず、何か満たされないので、1ヶ月ほどで別れを告げました。

人をふったのは2度目ですが、後味が悪いものですね。

月日が経ち、時期は高校2年生の冬。

事件が起こります。

いつもの様に皆んなでご飯を食べに行き、時刻は深夜1時を回っていました。

内海とバイクで家に向かって帰っています。

後ろからタチが悪そうな、バイクと車の集団がどんどん迫ってきて、クラクションを鳴らしながら近付いてきます。

内海の家は私の家より少しだけ近いので、バイバイして右折していきました。

家まであと2分。

あ〜、このペースだと追い付かれるなと思ったので、バイクのアクセルを全開にします。

本当は駄目なんですが、緊急時という事で90km近くスピードを出していった時に、目の前の信号が黄色へと変わります。

信号機は赤と赤の状態がほんの数秒だけあり、追い付かれると困るので一か八かで赤と赤で交差点に突っ込んだ瞬間、

真横から車が来ました。

ぶつかるまでの瞬間、やけに時間がスローに流れていきます。

あ、死ぬな。

短い人生だったな〜。
もっともっと楽しみたかったな〜。

なんて思っていました。

いわゆる走馬灯というやつですね。

バイクの後輪に向けて、ゆっくりと車がぶつかってきます。

そのままぶつかり、衝撃と音と共に時間の流れが通常に戻ります。

私は空を飛びました。

次回に続きます。

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