なりたい、やりたいを実現し妊娠へと導く【妊活プランナー】が誕生するまで#44

若返り鍼灸師の山田和宏です。
ご観覧いただきありがとうございます!

半年間の妊活のすえに赤ちゃんを授かりますが、東北大震災によって原発事故が発生し、赤ちゃんが無事に産まれてくるか夫婦で心配をしました。

無事に産まれてくれた事に安堵し、今度は治療院兼自宅を建てる事にします。

#43からの続きです。

6000万の家を建てる事は無理だということはわかりまりました。

ハウスメーカーを変え、家のサイズをダウンしてみましたが、それでもどうしても4000万円を越えてしまいます。

その話を母から聞いたからなのか、2人の祖母は施設に行くと言い出しました。

後ろ髪を引かれる気持ちもありましたが、言葉に甘えて話を進める事にしました。

さらに家のサイズをダウンし見積もりを出してもらい、それを元に銀行を回りましたが、12社断られました。

ネットワークビジネスの勉強会で『21日間で夢が叶うノート』の事を聞き、試しにやってみやうと思い、家を建てるという事を21日間書き続けてみます。

21日目に某金融機関から連絡が来て、住宅ローンの審査が通ったという話しでした。

うそ?!

怖い!!

『引き寄せの法則』という本の事は以前から知っていましたので、その本の内容はなるべく普段から実践をしていました。

半信半疑で書き始めた、21日間夢を書き続けていたら本当に叶ったのです。

そういうのって、本当にあるんだなと確信を得ました。

融資もおりるし、障害となる事はありません。

母家の解体工事がスタートする前に、幼少期の頃の思い出に浸ります。

解体が始まると3日ほどで更地になり、慣れ親しんだ景色が一気に違うものへと変わりました。

いよいよ基礎工事が始まり、私のお店があるアパートは実家の目の前に有ったので、

暇さえあれば工事の進行具合を見て、完成までを見守ります。

夢がどんどん形になっていくのは、本当に楽しいものです。

ついに自宅兼治療院が完成し、

『なごみ針灸接骨院』

の看板もしっかり着いているのを見て、治療家になると決めてから立てた目標を達成した事に感慨深いものがありました。

急いで、旧接骨院から新接骨院へと引っ越しを始めたのですが、

旧接骨院の棚から、ある手帳を見つけました。

中身を見てみると、父の手帳です。

私が使っていたアパートの一室は、元々父が事務所として使っていた部屋です。

中身を見てみると、父が失踪している間の、日記の様な走り書きが書いてありました。

『すまなかった』

『命を絶つから、保険金で借金を返して欲しい』

それを見て、何度も無言電話を掛かってきた時の事を思い出します。

どれだけ思い悩んでから電話を掛けてきていたのか。

自分も自営業を始めみて、寝る間も惜しんで仕事をし、家族のために頑張れるのは、

父の背中を見てきたからだという事を理解しました。

命を絶つ覚悟までして、家族を守ろうとしていた。

それを知って、父を恨むのは違う。

ずっと父の様には成らない、反面教師だと言い続けてきましたが、

私は父が大好きで、尊敬していたという事に気付いたのです。

すぐに父の元に行き、手帳を見たよ。死ぬ覚悟までしていたの?と聞いてみました。

それしか解決する方法が見つからなかった。

でも勇気が出せなくて、死ねなかった。

情けない話だよなと。

そんな事はない、本当に生きて帰ってきてくれて良かった、勇気を出して生きる事を選択してくれてありがとう。

もう俺の中で、父さんに対しての怒りは無いから。

どうかこれからは、自分を責めずに、幸せに長生きして欲しい。

と伝えました。

そう言ってもらえて、帰ってこられて本当に良かったと思うよ。

ありがとうな。

父は言っていました。

その日から、穴が空いてしまった家族の絆を埋めたくて、父とはたくさんたくさん話をしました。

私に何度もお金を借りに来ていた時、仕事を手伝ってくれる人達に、ご飯を食べさせてあげるお金が無かったこと。

夜中まで働いて仕事をしたけど、お客さんが代金を払ってくれなくて、請求書の支払いができなくて消費者金融に行ったこと。

その事を家族には言えなく、フィリピンパプに行って、少しでも気を紛らわそうと思ったところに、私と姉が来て怒鳴っていったこと。

母がノイローゼになっている事を聞いて、何かが自分の中で途切れてしまったこと。

そんな父を私は責めてしまった。

当時まだ21歳の子供だったとはいえ、それをわかってあげられなかった未熟な自分に苛立ちを感じ、

二度と同じ事が起きない様に

両親や家族が悲しむことなく

安心して暮らせる様に。

自分がもっと成長して、必ず成功してみせる。

さらに決意を固めていくのでした。

次回に続きます。

いいなと思ったら応援しよう!