【イラスト練習法】1年で神絵師になりました(芸大入学編)
はじめに
こんにちは、ワカドリと申します。こちらは社会人学生 Advent Calendar 2021の11日目の記事です。副題は「1年で神絵師になったCS修士の社会人芸大生」です。
この記事の位置づけ
たった1年で神絵師になった人間の記録をまとめました。加えて、テーマが社会人学生ということで、働きながら芸術系の大学に通ったことも記録しています。
前編ではCS(Computer Science)修士という全く別の分野からイラストを描き始めるに至った経緯と、半年間の独学内容を述べました。引き続き、後編では芸大に入学してからの6ヶ月間を記録しています。
イラストを始めたばかりの時とは違って、絵の技術的なところは程々に、本当に人に見てもらえる絵を描くには、という時の要点を書いてます。
イラストの分野だと言語化して情報を共有する文化が少ない気がするので、そういった情報の一端になれればと思います。
このイラストを描いた時、Twitterで1万いいねに近いバズりを叩き出し、”神絵師”と呼ばれたので、神絵師になりたい人の役に立てるはずです。
ファンアートを拡散してくださった「天宮こころ」さん、本当にありがとうございます。
明日のアドカレはYoheiさんの「文系から米国CS大学院留学」です。異分野に挑戦するの本当に凄い……。
芸大入学に至った経緯
私は社会人です。いわゆる「美少女アニメ」が好きで、自分でもできたら、と考えイラストを描き始めました。
半年ほど独学でイラストを続け、上達した自負はありました。ただ日ごろTwitterで見る神絵師との差に、絶望を感じ、独学には限界があることも薄々感じていました。
そこでイラストのモチベーションを保つことと、独学の限界を越えること、の2つを目的として入学を決めました。
そして入学から半年が経ちました。この記事を描いている現在は上達を重ね、神絵師と呼ばれるまでになりました。曲がりなりにも社会人をやりつつ成果を出せたので、記録としてこの記事を書こうと考えました。
練習法
それでは芸大入学編ということで、本当に人に見てもらえる絵を描くには、という点で練習法を述べていきます。
自分の"好き"を追求する
前編と全く同じですが、自分の好きな気持ちが最も大切です。気持ちが強いほど、良い絵を描こうと考えるし、集中したり時間をかけたりして全力コミットできますし、テーマも絞りやすいです。
人によってパフォーマンスに差はあれど、その人の最大限のパフォーマンスで絵を描くには、自分の感情は外せないと個人的には思います。
私はKさんというイラストレーターが好きで、いつも隣にイラストを置いてお手本にしています。
Kさんの瞳をお手本にしている図
一方で、たった1人のイラストレーターを参考にするだけだと、その人のコピーにしかなれない恐れがあります。
ついでに、私はVtuber(アイドルみたいなものです)のファンアートをよく描きます。しかしこちらも、人がデザインしたキャラクターを描いているだけなので、その人のコピーにしかなれない恐れがあります。
ではオリジナリティを生み出す方法は何か?……私もまだ見えていません。とりあえず今は、自分の琴線に触れるコンテンツを吸収しまくるのが近道かな〜と感じてます。
そして、ファンアートを通して特に自分の趣味に刺さる Vtuberから共通点を考えると、私の好きなテーマがぼんやり見えてきました。それは「かわいいマスコットに囲まれたふりふりの美少女」です。
ちょっとした連作を意識して描いたイラストたち。Vtuberをベースに、女の子それぞれの個性を活かしつつ、統一感が出せて気に入ってます。
好きなテーマなので、「キャラクターには少し凝った手のポーズをさせよう」とか「背景にはマスコットを雑多に置いて、キャラクターに目線誘導する」とか「マスコットをちゃんと可愛く描く」とか自然と上手く描くための必要条件を考えられます。
今後はそのテーマを極めると決めてしまえば、手を集中的にクロッキーしたり、フリルやベレー帽をよく観察したり、女の子の恥ずかしがる表情を調べたり、色々方針が定まってきます。
しまいには、マスコットのもふもふ感を出す為に、ぬいぐるみでも買おうかなーなんて考えてます。
インフルエンサーに拡散して貰う
「絵を人に見てもらう」ためには、自分で地道にフォロワーを増やすより、既に何十万というフォロワーのいるインフルエンサーに拡散して貰うのが手っ取り早いです。
方法としては、そのインフルエンサーの活動方針に沿った絵を描いてあげることが、最も拡散して貰いやすいと思います。私の場合はVtuberを描くので、その人の誕生日とか、デビュー何周年記念とか、3D記念配信とか、バージョンアップ・新衣装記念等々の絵を描くことになります。
個人的には3D記念配信が好きで、約1時間の放送から、好きなシーンを組み合わせた絵を描くと、美少女をキメてトリップできます。(自分の"好き"の追求)
逆にデメリットは、一次創作に弱くなることです。あくまでVtuberのファンアートをしているだけなので、自分をイラストレーターとして売っていくならちゃんと一次創作しないといけないな~とぼんやり思ってます。
それでもVtuberを満足させる絵を描く練習にはなるので、 好きでしたらまず目指してみるのも良いと思います。
人の絵(特にpsd)を研究する
人に見てもらうために、既に沢山の人に見て貰えている人の絵を参考にします。
私はKさんをお手本に描いていますが、実は完成したイラストだけだと分からない部分が多いです。
というのもイラストを描くに当たって、スケッチ→ラフ→清書のように段階がいくつもありますが、完成したイラストには清書の結果が見えるだけです。
プログラムのバグが潰されまくった完成したソフトウェアを見ても、その開発過程が見えないのと同じで、イラストも完成に至るまでにその人が何を悩んでどれくらい時間をかけたのかを知りたいわけです。
最近はよくPIXIV FANBOXで、色々なイラストやデータを公開してくださるイラストレーターが多いです。特に「psdデータ」と呼ばれる単なる画像ではなく、イラストソフトのレイヤー情報などを含めたデータが便利です。
好きなイラストレーターが、どんな手順で描いているかが分かりますし、使っている色やレイヤーの合成方法まで分かります。
そしてそういった方はラフの時点で上手すぎて、絶望するのもご愛嬌……
運が良ければイラストレーター本人が、描く時に考えていることを言語化して書いてくれてたりします。
それらを勘案しても、やっぱり最後に重要なのは、画力よりも構図とかシチュエーションだなぁとつくづく感じます。
1日14時間描き続ける
短期間で上達するには、常に絵のことを考えている状態が理想です。ちょっと極端なんですが、「1日14時間=休日の起きている時間を全て絵に充てる」ということです。
1日確保できた時のルーチンはこんな感じです。(理想)
あとラフに詰まるとこうなります。(現実)
本当にラフのアイデアが出ないときは、一日中描きながら色々なVtuberの動画を見ています。こういったインプットは欠かせません。だいたい「描けないな~」って悩んだ時は、インプット不足なことが多いです。
ただ1日かけて描き慣れてくると、だんだん調子が良くなってきて、良いラフを量産できたりするのでおすすめです。
ウォーミングアップ
さらに、時間をかけてウォーミングアップすることも大切です。イラストにはペンを握って描くという身体性があるので、思った通りにコントロールするには慣らしが必要です。
直線や円だけを描くウォーミングアップ。最初のたった5分くらいで良いです。腕が温まります。
1日の始めにはクロッキーでウォーミングアップをします。ここでは人物や風景を短時間で写しとる作業のこととします。
初期のクロッキー。自分の好みに刺さる写真集を使っています。1体2分ほどで描いています。まだぎこちない。
半年ほど経った後のクロッキー。Pinterestから画像を探して使っています。こちらも1体2分ですが、線も慣れてきて、着衣にレベルアップしています。
こういったウォーミングアップを1日の始めにやると、その後のパフォーマンスに大きく影響します。悩まずとにかくペンを動かす練習すると、イラストを描く時もスムーズにペンを走らせることができます。
アイデアを貯める
最近、小さい手帳とボールペンを持ち歩くようにしています。時間を見つけて、いろいろアイデアを描き貯めています。
アイデアスケッチ
次はどんな絵を描こうかな~というアイデアを練ります。左がアイデアスケッチで、右が完成したイラストです。
アイデアの時点では「ライオンモチーフのキャラなので、がおーポーズさせて、マスコットを散りばめたら可愛くなりそ~」くらいの荒さで考えます。
ラフを練る時に、より詳細にブレイクダウンしていきます。例えばポーズを女の子座り→立膝に変えたり、マスコット(Vtuberのファンなのですが、爆弾として投げられるという宿命なのでw)を手に載せてみたり、表情も(Vtuberとファンは仲が良く食物連鎖的な関係ではないので)捕食者というより柔らかめにしています。
あとこのスケッチは1枚15分くらいで描けるので、数をこなせます。日々アイデアを貯めていきましょう。(ちゃんと清書するのはいつになるやら……)
いくつか紹介します。
ぺこーら
ちょこせん
ルーナ姫
ワンドロ
それとワンドロもかなり効果があります。ワンドロとは「イラストを1時間(one hour=ワンアワー)で描く(drawing=ドローイング)チャレンジ」です。
かけられる時間がとても短いので、否応なしに時短テクニックが身につきます。というか「こんなに短時間で描くの!?」という驚きから色々な手法を考えざるを得ない、という感じです。
冒頭のイラストを描く数週間前に、同じキャラクターでワンドロをしていました。
同じものを繰り返し描くと、より上手く早く描けるようになります。こういった積み重ねが偶然にも活きていたのかもしれません。
私は1度描くと飽きちゃうので、ワンドロ+しっかりイラストくらいが限界ですね〜。
~7ヶ月目:芸大に入るきっかけ
きっかけはいきなりでした。本当に勢いなのですが、ある日Twitterをしていると広告が流れてきたんです。「Pixiv主催の完全通信制芸術大学」な感じのキャッチコピーに完全に釣られました。
学費も年間数十万と無理のない設定ですし、時期的にも入学手続きギリギリでしたし、何よりモチベーションを保つにはこれしかないと考え入学を決断しました。
独学の場合、学習内容が自分の趣味に偏ることは避けられません。商業イラストレーターを目指すなら、大学の講師の方とか、同級生の方など、色々な方の考えを参考にできるかな~と考えたのもあります。
入学に際して特に試験などはなく、書類審査さえ通れば入れます。四年制大学なので、基礎からじっくり4年間学べるようです。
私は別の大学の学士を持っていたので3年次編入して、とりあえず興味本位で絵の知識を入れようと思いました。続かなかった場合でも2年で済みますし。
8~9ヶ月目:春課題
いざ大学です。
完全な通信制ということで、書類作成と手続きさえ終われば入学です。入学式もあったようですが、私は行ってません。
まずこの辺りの時期(2021.4~5)で、同級生の方との繋がりができました。私の所属するコース全体の人数は約1600人らしいんですが、主にTwitterで100名くらいの方と繋がりました。
そして春が始まるとひたすら課題が出ました。課題用のWebサイトの使い方にあたふたしつつ、全身骨格🦴を描いたり、構図(画面全体の組み立て方)を学んだり、クリスタ(ペイントソフト)の使い方を学んだりしました。
アナトミーの課題。全身骨格を描く。教本を参考に、人間の骨の名前とか数とか形を覚えていきます。この画像は胸郭を描き込んでいる時のものですね。
履修の流れとして、まず卒業要件が決まっています。私の場合は3年次編入なので、要件は64単位です。2年間で課題をこなして、この単位を取れば卒業できます。
課題はシーズンごとに分かれていて、例えば春に8単位取って、それを4シーズン繰り返すと32単位。2年やれば要件の64単位に達します。
10ヶ月目:確かな手応え
またシーズン中ずっと課題をやるわけではなく、春なら4,5月の2ヶ月間に課題をやって、6月の1ヶ月間は課題のない休み期間です。ここで自分の描きたい作品を集中的に描くことになります。
これを春夏秋冬で繰り返しました。そのため、外から見ると2ヶ月の沈黙と、1ヶ月の作品投稿が繰り返され、作品のクオリティが爆発的に伸びたように見えるわけです。
配信を見ながら、自分の好きなVtuberを手当り次第に描いていました。
ロボ子さん
人生で初めて1000いいねを超えたイラスト。新衣装の発表から数日後に投稿できたこと、Vtuber本人の拡散があったことが大きな要因でした。
ラフはこんな感じで3パターン描いてました。ラフをちっちゃく描くと、少ない労力でたくさんアイデアを出せるのでおすすめです。
周央サンゴ
Vtuberに味を占めました。これも本人に拡散して貰って、1000いいねを超えました。「人が喜ぶ絵を描ける」という確かな手応えを感じました。
ラフは4パターン。今見てもかわいいな……。
カラーラフ。まだ顔周りをかわいくできる感じしますね。
それとこの頃、液タブを新調しました。16インチ→32インチと、画面が4倍の大きさになって、作業が効率化しました。
Wacom Cintiq Pro 32を買ってテンションが上がっている図
11~12ヶ月目:夏課題
この時期(2021.7~8)は、夏の課題をやっていました。中でも「メインビジュアル」という課題が印象に残っていて、次のイラストを描きました。
左:ラフ 右:清書
ラフはこれだけではなく、3パターンくらい出しました。
このラフについて、「大学のメインビジュアル」というテーマだったので、芸術系に関する小道具(筆、ペン、絵の具等)を配置しつつ、開放感と元気な感じを目指すよう計画しました。
初めて絵のテーマを言語化し計画するという過程を踏んだので、とても勉強になりました。
またお盆休みを利用して、ファンアートも積極的に描いていました。
ゲームイラスト
当時ハマっていた「ビビッドナイト」というゲームのファンアート。キャラクターをデザインされたご本人から反応を頂いて、とても喜んでいた記憶があります。金属の描き込みが今でもお気に入りです。
ラフ
ドーラ様
当時流行っていた#jackochallengeというポーズを好きなVtuberにさせてみました。アシンメトリーな衣装が映えます。これも本人から反応があり、1000いいねを超えました。
ラフ
流行りのタグだったので、他の人のイラストもドローイングしたりして筆を暖めてました。
電脳少女シロ
バーチャル四天王のシロちゃん。新衣装が発表されてすぐ描きました。いくら水着と言ってもエッッッすぎでは……。でもデザインしたのはシロちゃん本人らしい……。これも本人から拡散があり1000いいねを超えました。
カラーラフ。このあたりは「2,3日に1枚のペースで上げる」というチャレンジをしていたので、たくさん描いています。
13ヶ月目:そして神絵師へ……
描き始めて1年経ちました。いつものようにVtuberの配信を見ながらイラストを描いたところ、今までで一番多くバズりました。
理由は2つあると思います。1つは共感性の高いイラストを描けたこと、もう1つは彼女(Vtuber本人)の拡散があったこと、です。
共感性については、彼女の3D記念配信を見て、感動した時の気持ちを絵に表現しました。おかげで、ファンにも刺さったんだと思います。自分の感動が活きるというのは、やはりここでも「自分の"好き"を追求する」が効いているということです。
そして彼女にとっても、3D記念配信は重要なものだったのでしょう。それを隅から隅まで見てイラストにした、私のようなファンの存在は、拡散してくれるくらいには、嫌いではないと思います。
私にとってVtuberの3D記念配信が、とても思い出深いものになりました。1ファンとして楽しめるだけでなく、絵のインスピレーションまで貰えるのです。こんなに楽しいことはありません。
ラフ
下描き
この時には、ラフを何段階か踏むようになっていました。ラフでおおまかな構図を決めた後、下描きではより詳細に描き込みます。もう清書ではなぞるだけで大丈夫なくらいまで描き込みます。こうするとラフと清書で印象がズレにくくなります。
ポーズ人形
夏あたりから、ポーズ人形を使い始めました。ラフくらいまでは自分の記憶を頼りに人体を描きますが、下描きの時には破綻しないよう必ずポーズ人形を使っています。私はPCでSteam版を使っていますが、iPad等でもリリースされているようです。
まとめ
2020年の9月からイラストを描き始めて、2021年の9月までの経過を見てきましたが、1年で神絵師になることができました。
正直、描くのが楽しくて続けているだけなので、この先のキャリアを具体的に考えているわけではありません。仕事にできればとても嬉しいですが、とりあえず大学を卒業するまでは今の仕事を続けようと思っています。
ついでにさっきの絵を添削にも出したのですが、絵の正しさ的な修正は殆どなく、好みのレベルに入ってきているみたいです。
(コーエンジウム先生に添削して頂きました。)
プロレベルになれたということなので、今後は大学で基礎を磨きつつ、一次創作のテーマを練ったり、より効率的な描き方を追求していきたいと思います。
ただ私の描き方は自分の"好き"を追求するので、ひどく感情を消耗します。そのキャラクターを好きになるまで描けないので、1枚描くのに時間がかかるという欠点があります。
理想的には、あるキャラクターを描く時に、配信などを見て感情を高め、ラフを描く。清書以降はそれほど感情がなくても描けるので、その間に次のキャラクターのインプットをして、次のラフに繋げる、という作業を並列に動かせればなーと考えてます。
逆に、好きなキャラクターを何回も描けばいいじゃん?となっても、1回描くと飽きるんですよね。同じことの繰り返しに思えて、単純に面白くないです。
なのでその間のバランスを取って、2,3人を好きな状態を維持してネタ切れを避けるのが理想かな~。
そういう生活ルーチンも組みたいね。
異分野に行くこと
最後に、ちょっとネガティブな話をしておきます。
異分野からいきなり芸術系に「エイヤッ」と道を変えた人間の、成長過程を見てきました。
1年で投資した時間はだいたい2000時間超で、自由な時間を全てイラストに投資した形です。
当然ながら、イラスト以外のことができなくなってきます。。。
これは現在進行系で結構困っていることですが、本当にイラスト以外のことに興味が湧かないんですよね。
以前は自由な時間に結構プログラミングとかやっていて、それが仕事に活きていた部分もありました。
機械学習やプログラミングをやる理由が「美少女を生成すること」だったのですが、今やそれを自らの手で生み出せるようになってしまいました。
もちろんコンピュータが絵を描く時代になるかもしれない、ということも知っています。それでもなお自分の"好き"を追求した結果がこれなので、迷いはありません。
それもそれで面白い人生かなーとは思います。
機械学習に興味自体はあるので、いつかイラストと組み合わせて面白いことができたらなーとも思ってます。
残された時間は少ない
私が絵を描き始めたのは26歳です。絵を始めるにはやはり遅めです。インターネットを開けば幼い頃から英才教育を受けている方、高校生で既に神絵師の方、同じ年代でプロとして最前線で描いている方、そういったすごい人々が無限に存在します。
私の好きなKさんも、専門学校に通っている時点からイラストレーターとして仕事をしていたそうです。
そういった方々に今から追いつくのは、難しいでしょう。できる限り早く成長はするつもりですが、自分がどの分野で活躍できるかを見極めないといけません。
この辺りは私はまだまだ勉強不足です。
強みが一つあるとすれば、既に社会人として暮らしているので、クライアントの依頼に即した仕事ができる、という部分かなと思います。
イラストレーターとしても、社会人としてもまだまだ未熟な私ですが、黙々とレベルを上げていくしかありません。
描くのが辛いときは描かない
ここでも自分の"好き"を追求するを述べますが、何度言っても良いくらい大切なので言います。絵は自分が描きたいと思う絵を描くのが最も吸収が早いです。趣味に合わない絵をいやいや描いてもあんまり上手くなりません。
私は好きなイラストレーターが良く女の子を描くので、私も女の子を描けるようテーマを決めます。時には大学の課題すら「曲解しすぎかな?」と思うくらい曲げます。女の子が描きたいんです。単位が取れればそれでOK。
好きじゃないテーマで、イラストそのものを嫌いになるよりは、しばらく期間を空けて描き続けることのほうが、最終的に上手くなるのに不可欠です。
健康第一
これも描き続けるのに必要なことです。睡眠、食事、運動あたりですね。
私はいつも8時間寝てます。食事も意識して2000kcalくらいを摂るようにしています。運動もリングフィットアドベンチャーやYoutubeの動画を見たりしながら週一でやっています。
絵を描く環境についても同じことが言えます。特にイラストはデスクワークなので、座る時の姿勢が悪いと、腰を痛めたりします。
腰を守るために昇降式の机と、自分の体格に合ったイスを使っています。Flexispotは電動で高さを調整できる机で、アーロンチェアは体格に合わせて細かい調整ができるイスです。
特に昇降式の机を高く調整すると、立って作業できるので、腰への負担が少ないです。私はよく数時間毎に立ったり座ったりして作業しています。
どちらもすごく高価なのですが、もし体を痛めた時の治療費や時間の損失を考えると、十分ペイするレベルだと思います。
私はイラスト以外にお金の使い道がなく、できることは最大限やりたいです。
謝辞
フォロワーの皆さん、いつもTwitterで絡んで頂いてありがとうございます。イラストのことを応援して頂き、とても励みになっています。おかげでイラストを描き続けられています。この記事も@momiji_fullmoonさんの企画がなければ、書けませんでした。ありがとうございます。これからも精進します。
今後
今後はモチベーションの幅を広げたいと考えています。
今はただ好きなものを描いているだけなので、それは継続しつつも、見る人をもっと惹きつけられるような絵を描きたいです。
その意味でもやはり一次創作が必須と思います。Vtuberの彼ら/彼女たちも、パパやママがデザインされてできたものです。本当に素晴らしい世界をありがとう……。
そうした素敵な方々のエッセンスを吸収しつつ、自分の絵というものを探したいと思っています。
これまでと同様に1週間に1枚、みたいな短いスパンでどんどん描いていきたいと思っています。今の速度なら1週間に2枚もいけるかもしれません。それなら毎週のようにファンアートと一次創作を繰り返して、どんどんフィードバックループを回せるはずです。
そして、ついにPixivアカウントを開設しました~!これからどんどん絵を投稿していきますので、よろしくお願いします~!
最後に、こうしてまたどこかでイラストのことを記録するかもしれません。その時はまた目を止めてくださると嬉しいです。
ここまで読んでくださり本当にありがとうございます。少しでも楽しんで貰えたらこんなに嬉しいことはありません。
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