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中小企業の生き抜き方①~点と線と面 編~

敬愛している木本硝子の木本社長。

インスピレーションを与えてくれるメッセージを意識的に使って人を巻き込んでいく力が強い方です。

表題の「点と線と面」は、今日も30分ほどブレストをしていたのですが、地域でバラバラに活動している組織を繋いで大きな活動(イベント)にしようという趣旨の説明をする際に使ったパワーワードです。

まずこのキーワードにピンとくるか来ないかが大切な要素です。

「え?点とか線ってなんすか?」ってポカンとなってしまう方にとっては「効かない」フレーズです。

木本社長は意識しているかどうか、知っていて話しているのかは不明瞭なのですが、これは以前にもお話させてもらった「Connecting the dots(点と点をむすぶ)」のことで、スティーブジョブズ氏がイノベーションを起こすための考え方としてスピーチしたものです。

小さな企業でも、大きな影響力をもつほどの力になるための武器になる考え方と言っても過言ではありません。

その土壌になるのは理念や情報の共有です。簡単に言うと「みんなでよくなろう」です。

僕も「点と線、そして面」という考え方がとても好きです。どういうことかというと、僕たちが行っている「はし藤本店」や木本さんが行っている「木本硝子」という組織は一つの●(丸)です。

単独で大きくなることも可能ですが、実は倍くらい大きくなったところで大きさ(世の中への影響力)は大したことありません。

そこでやることが線で結ぶことです。●ー● 。これが土壌になります。
一見すると大したことありません。

しかしこうなるとどうなるでしょうか?同じような ●ー●とお互いにつなぎあったら・・。

●ー● + ●ー● = □ 四角が出来ました。

円の大きさが僕たちが2。単独で大きな会社が10だとしましょう。

大企業の面積は 5×5×3.14=78.5 とすると 

単独の力では僕たちは 1×1×3.14=3.14です、が

線で結ぶ発想が出来れば 10×10=100にもなれるということです。

これは、点のことしか考えられない人には出来ない思考です。

「そんなことより自分たちの売上のこと考えろ!」という口癖、性向のある方には向かない作戦です。

ただし、線が面になった瞬間や、ましてやそれが成功した瞬間の快感はこの上ないものがあります。

たとえば面積は 2×2=4 くらいでわずかなものだったとしても、

あとは伸ばしていくだけですので、精神的にも楽です。

もっと言ってしまうと、上から見た時にウジャウジャ●(丸)がたくさんある中に、小さな四角があったら気になりますよね?

ちょっと大きくしてみたいという強力な協力者も得られやすいというメリットがあります。多様性があったほうが楽しいですからね。

これが 「点と線と面」の戦略です。

もうひとつ、中小企業の戦い方についてのたとえ話として、

ネットゲーム理論というものを次回はご紹介しますね。



埋もれてしまっている宝石がたくさんあるように思います。文化だったり、製品の場合もあるけれど一番は人間の可能性です。見つけて、発信してよりよい世界を共に生きましょう。