ウポポイ開業とアイヌの箸
北海道の白老にて「ウポポイ」が開業しました。
とっても良い取り組みだと思います。
ウポポイって何ぞ?の方も多いと思いますので、簡単に説明しますね。
ウポポイは失われつつあるアイヌ文化の復興と発展の拠点とする国立博物館も兼ねた施設です。
「ウポポイ」の言葉の意味は、「大声で歌うこと」で、同化政策で偏見や差別があった歴史を鑑みて「声高らかに発信しよう」という願いや想いが込められています。
アイヌには独特の文化が根付いていて、箸も特殊なものが使われています。箸の周囲に彫刻や頭部に鎖が付いているものもあったりして、カッコいいんです。
呼び方も面白いですよ。「イペパスイ」と呼ばれています。可愛いですよね。
儀式用に利用される一本の箸については、「イクパスイ」と呼ばれていて儀式には欠かせないものとなっています。
オンコ箸と呼ばれているものは 一位で作られていて頭部に鈴状の飾りを作ったデザインをしていて主に子供が成長していく過程で託される「大人の証」的な意味合いがあるものです。
彫刻の模様などが本当に美しく、こんな言い方は失礼かもしれませんが「ドラゴンクエスト」「ロードス島戦記」などのファンタジーが好きな方には震えるくらいのデザインなんですよ。
参考にして、現代版「イペパスイ」。商品化できたらいいなあと思っています。
ではまた次回~
埋もれてしまっている宝石がたくさんあるように思います。文化だったり、製品の場合もあるけれど一番は人間の可能性です。見つけて、発信してよりよい世界を共に生きましょう。