逆★関白宣言
あれ?ひょっとしたら・・。
こんなサインが頭に浮かんだとき、だいたい真理に近いものだと思っています。
2歳半になる息子と先日お風呂に入っている時に気が付きました。
ついつい僕たちは子供に対して、「弱者」と相対するように振る舞います。
確かに基礎体力の違いや経験の数などが圧倒的な違いがある為間違いとは言えません。
必然的に「与え」たり「教え」たりすることが多いです。
それでも人間の価値として、自分よりも低いということはありえないというお話です。
子供と一緒にお風呂に入ること。とても楽しいんです。
特に息子はいたずら好きなので、必ずと言ってもいいほど僕にいたずらをします。
僕が頭を洗っている最中に、冷たいお水をかけてきてビックリさせたり、
彼の身体を洗おうと泡で出てくる石鹸を用意していると、洗わせまいと手の届かない背後に隠れたりします。
「ちっとも教えていないのに、賢いなあ~っ」て感心しています。
そのときもひとしきりはしゃいだあとに、息子が心配そうに僕の顔を見ていました。
「ん?どうした?そんな顔して。」
尋ねると同時に気が付きました。少し酸味のある独特な味覚を感じたからです。
鼻血を出してました。
ちょっと疲労していたのでしょう。
仕事に対してアクセルとブレーキが壊れているような運転をしてしまいがちなため、鼻血がでることが身体の具合をはかる一つのサインでした。
だから僕自身は「度々あること。全然余裕。心配ない」という感じなので、気にせず顔を洗ったり鼻をかんだりしていました。
様子を見ていた息子は自ら手を洗い、僕の鼻を拭きはじめたのです。
「子供に心配してもらっている!」
親が子供を思う以上に、子供の方が親を思っているのではと思った瞬間でした。
それから表題のような仮説が自分の中に生まれたため、子供を抱っこするとき、遊んでいる時、呼ばれている時、泣いている時、以前よりも注意深く様子を見るようになったと思います。
そして、「お母さん」がいかに偉大なのかということを思い知るわけです。
「なぜそれに気づく?」
「そこで叱れるのすごい」
ウチのカミさんに言わせると、
「そうよ、生命維持装置だからね」ということらしいです。
世の中のお父さん。思い切って委ねてみてはいかがでしょうか。
ヘンなプライドなんて捨てちゃいましょう。
「男は一家の大黒柱」なんて、誰が決めたのでしょう。ウソウソ(笑)
奥さん→子供→自分(夫)
のパワーバランスが、円満な家庭にする最適解だと僕は思います。
懸命にお父さんたちは努力しましょう。そっちのほうが成長できるし、いいじゃないですか。
逆関白宣言。
正々堂々と宣言しまーす!
埋もれてしまっている宝石がたくさんあるように思います。文化だったり、製品の場合もあるけれど一番は人間の可能性です。見つけて、発信してよりよい世界を共に生きましょう。