古いWindows10パソコンと接続して、YAMAHA電子ピアノP225の音をよくする
P-225という電子ピアノをより良い音源で演奏するため、パソコンと接続して音を鳴らす環境構築をしてみます。CF-NX2という古いノートパソコンを使ってみます。Windows10です。
今回はお試しということで、フリー音源を使用します。いろいろ再生のアプリがあるのですが、Hammersmith Free というフリーピアノ音源を使用するために、Native Access というアプリを使います。
手順
手順は、
・P-225と接続するためのデバイスドライバーをインストール
・Native Access2 というアプリをインストール・アカウント作成
・Soniccoutureのアカウント作成
・ピアノ音源Hammersmith Free の使用のためのシリアル番号を取得
・Native Access に シリアル番号を登録して、音源をダウンロード
・PCとP-225を接続
というような感じです。
以下に環境構築のメモを書いておきます。
環境構築のメモ
ドライバインストール
以下のページから、「Yamaha Steinberg USB Driver」をダウンロードしてインストールします。
setup.exeをダブルクリックすれば、インストールできます。
NativeAccessのインストール
次に、
・Native Access2 のダウンロード
・Native IDのアカウント作成
をします。
Native Access2というツールで、Hammersmith Free のピアの音源を再生させるためです。
https://www.native-instruments.com/jp/specials/native-access-2/
Soniccoutureのアカウント作成
Hammersmith Freeライセンス取得のため Soniccouture のアカウント作成します。上記リンクをクリックすると、音源のフリーダウンロードのリンクが右側にあるので、クリックします。
クリックすると、ログイン画面が出るので、そこからアカウントを作成して、ダウンロードのためのシリアル番号を取得しておきます。後ほどNative Access2で入力します。
Native Access2起動とログイン
Native Accessを起動したら、左メニュー下のAdd Serial で 上記シリアル番号を入力します。
Add Serialで番号を入れた後は、Hammersmith Free の 「install」をクリックして、音源をインストールします。
Kontaktというツールも必要になるので、「Install Both」をクリックして両方インストールするようにします。Kontaktで実際に電子ピアノからの指示により音源を再生します。
下の画面で、下方にインストール状況が表示されます。
右下の「^」アイコンクリックすると詳細が表示されます。見なくとも待てばよいのですが・・・・
インストールが終われば、実際にピアノと接続してから、Kontakt 8 を起動します。(時期によっては8ではないです)
※Native Accessではないことに注意!
電子ピアノとUSB接続しKontakt起動
起動すると、最初に設定画面が出ます。AudioとMIDIの設定があります。MIDIが、P-225からの入力信号のMIDI、AudioがMIDI信号をもとに合成したピアノ音源の音を出力するデバイスです。P-225のスピーカーを使っ手再生したいので、ASIOのYamaha ASIOを選択します。
MIDIのセクションは Inputs で Port Aを選択しておきます。電子ピアノのキーボードをなど演奏情報を受信する設定です。
設定が終わったら、音源Hammersmith の画像の▷アイコンをクリックします。
すると、鍵盤が下に表示されたHammersmith Freeの画面が表示されます。これで、演奏できるはずです。
デフォルト設定だと、おそらく、遅延が気になると思います。
修正するには、FileのOptionsで最初の起動時と同じ設定画面を表示させます。
AudioのASIOコンフィグをクリックして開きます。
Buffer Size が最初、512になっていたと思いますが、小さくすると、遅延が減ります。ただし、減らしすぎるとノイズがなってまともに再生されなくなるので、調整してみてください。古いCF-NX2の場合、最低の32だとちゃんと再生されませんでしたので、妥協して64に設定しました。最初に比べれば全然遅延少なくなりました。
P-225側の設定
このままだと、パソコンから返ってきたピアノ音声と、もともとの内臓音源の2つがなってしまうため、Function +B3キーを押して、コントロールをOFFにします。すると、内部音源が鳴らなくなります。もう一度Function + B3を押すと、内部音源が鳴るようになります。
ダウンロードできるマニュアルに書いてありますが、Functionは、「METRONOMEとRHYTHMキーの同時押し」です。
下にマニュアルを抜粋しておきます。
所感
調整後もちょっとだけ遅延が気になります。あと、強弱がつけにくくなったり、音の質が均一になってないようなキーがあるような気がします。でも面白い。確かに音が違う。
有料の大容量の音源を買うとかなり楽しめるとの情報もあるので、そのうちやってみようと思います。
とりあえずは、毎日ちょこっと弾くときは面倒なのでオリジナルのままの音源でよいけど、CF-NX2の再利用先としてありかもしれない。