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空っぽでただ怯えている 空っぽでただ募らせている しかし、堂々と生きたい やはり 空っぽに…
風が吹いても哀しくて 嵐が来ても気が付かない 砂漠になった気分が続いている ならば雨が降れ…
シャンプーしているとき いいフレーズが決まって飛び出す いい匂いがしてるからかな 5分後には…
秋を生きる 世間知らずで生きる もう、傷つき易い少女ではないが 夜半が訪れる 世間知らずで…
無・重力になれるピンク色の入浴剤 右側に鎮座する我が子 18分以内の保湿を命ずる そのうちに…
ただ横たわるだけの生命維持 心臓も制御できず、 肉体の主は息を殺し、 カウントダウンに暇が…
ステンレスのように思っていたきみのこころ 潤そうとしてた そして、ある夜 言葉にならない音を立てて 暗いアスファルトの上に崩れ落ちた きみを操れず じぶんを偽れず 撒き散らされていた渦の真ん中 いつだってわたしがわたしのまま 求めて求めて求め、疲れ、 美しい能力を犠牲にしながら腐敗を始めた 頭蓋骨の中から 電信柱の陰から 削ぎ落した記憶だけがすり替えられる そのうちに きみのこころは新幹線に乗り何処かへ向かっていった
いちごソーダと拙い幻想を流し込んだステンドグラス 幸せを閉じ込めておける そんな物語 森の…
いつもより早い帰り道、 宝石みたい太陽の粒が降り注ぐ祝福と カラスが鳴く、つくしが揺れる …
異国の日射しを浴びて 緑色のミニスカート揺らして歩く 木陰を見つけたら くしゃくしゃのショ…
どこにでも行ける 足があるね 飛ぶようにステップ踏んで 石畳だって走れるさ ガラスにも鏡に…
窓をあける 大きくあけ放つ すると目の前には宇宙が 見渡しきれないところまで ひろがってい…
大きなガラスのハートのリング 透き通った 遠くの晴れの色 ぐっと腕を突き上げて 太陽にかざ…
黒い海で 溺れている 凍りついた尾ひれ 凍りついた鱗 酸素が届かない 虹色のからだ 黒い海で 溺れている あしたはもう来ない 辿りつかない 虹色のゆめ 彩れない 彩れない 彩れない あの約束 もう少し 時間をください