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【ネタバレなし】『唯一の救い』がイマイチ分からなかった人へ【進撃の巨人】
進撃、楽しんでますか?わかばひいらぎです。
地震のせいかおかげか、奇跡的に僕の好きな話が2話連続で見れたわけですが、この『唯一の救い』はこれからの布石になる重要な回で、なおかつ用語だったりなんだったりがごちゃごちゃで分からなくなりがちです。そんなアニメ派の人のために解説的なことを書きたいと思います。
不戦の契り とは?
これはシーズン3から出てきた用語で知ってる人も多いと思いますが整理してみましょう。
まず、始祖の巨人とは通常王家の血筋を引く者が身に宿しています。そうでないと、始祖の能力(記憶を操る、巨人を操作するなど)が使えないからです。
こういう状態です。しかし、初代壁の王であるフリッツは『もうエルディアからは攻撃しないよ!それにもしエルディアを滅ぼそうとするならば受け入れるから始祖の巨人の力を使えんようにするわ』ということで不戦の契りを始祖と結びます。
これのおかげで、始祖を宿す王家の血を引いた者は能力を使えなくなります。つまり、ジークが始祖を宿したとしても能力が使えず、安楽死計画(エルディア人子供産めなくしよう作戦)は遂行できないのです。
では、どうすればいいのでしょう?
不戦の契りを出し抜く方法
これはクサヴァーさんが言ってましたね。
始祖の巨人を宿す者と王家の血を引く者の接触です。
この図の場合、左がジークで右がエレンです。エレンは王家の血を引いてないので始祖の能力は使えません。ジークも、王家の血を引いているがために始祖の能力が使えません。
しかし、始祖の巨人を宿す者と王家の血を引く者が触れるとどうでしょう。王家の血を引いていなくても始祖の能力が使えるようになるのです!(クサヴァーさんの発言より)
この場合、能力の決定権は始祖側(エレン側)にあります。なので、どんなにジークが安楽死を願っても、エレンが「巨人でダンスパーティー開きてぇな」とか思ってたとしたらお終いです。
なので、ジークは実際にエレンに会い、自分の計画に乗ってくれるかどうか確認していたのです。
補足:始祖がエルディア人にもたらす影響について
クサヴァーさんが青年ジークに話していましたが、始祖とはどんなものなのか。今一度整理してみましょう。
クサヴァーさんは「始祖の能力でエルディア人の体の構造を書き換えた」的なこと言ってましたね。
世界中、どこにいてもユミルの民は始祖の巨人の体の一部みたいな物。では始祖の巨人とユミルの民を繋ぐものは何か。それが『道』です。
始祖の巨人は全てのユミルの民へ命令をくだせます(巨人操ったり記憶消したりね)。それは、始祖の巨人が全ての道が交わるところ、すなわち『座標』だからなのです。