トレード手法 フィボナッチとトレードの勉強方法
トレード手法といってもこれを知っていれば勝てるという方法はありません。存在しないのです。トレードは一期一会なのです。でも、それでも勝てるのであれば、それは想像力しかないと私は考えます。
フィボナッチは目安
です。相場心理が真の聖杯です。チャートの裏には誰かがいます。誰かは、わかりませんが、人であったりロボットであったりチャートを操作する誰かです。誰かがチャートを動かしています。それは大きな力であるのか。小さな力のいっぱいの人なのか。自然の真理なのかもしれません。ただチャートは動いて行きます。どんな動きをするのか一定の基準がないと、どんな動きかを認識することができません。そのためにフィボナッチを使います。よく聞くことに半値押しとか半値戻しとかあります。そんな類です。フィボナッチはオカルトです。でも、そのフィボナッチを信じてるトレーダーがいるので使えます。
勢いある上昇の後に下降しもしそのチャートが最上するのならば大体上昇の半分ぐらいに反転したりします。それをライン化するのがフィボナッチです。これが真理だと思ってます。
フィボナッチの代表選手は61.8%・50%・38.2%・23.6%あたりです。
実際のチャートの4時間足で確認してみます。
ポン円。2023年4月10日。
大きな上昇の後、バウンドはフィボナッチ38.2%で反転しています。トレーダーはここを見ています。この場面では上昇の勢いが強く38.2%で反転しました。状況においては50%、61.8%なんてこともあります。ここでは38.2%で反転した事実があります。
その反転のタイミングがわからないからトレーダーは頭を悩まします。反転するかと思いきや反転しない。もしかして全戻しなんてこともあります。
そうなったら大変です。素人トレーダーは訳が分からないから適当にここらへんだろうとエントリーして下げてしまい。ナンピン、ナンピン、口座破綻なんてことあります。
なのでMTF分析が必要になります。
上位時間足を下位の時間足に落として実際のトレーダーの心理を推し量ります。4時間の足をみたので次は1時間の時間足を確認していきます。
次は1時間足の心理を表現してみます。
フィボナッチが38.2%がそこにあるからと言ってそこでは買いません。時系列として38.2で反転した事実はかわりません。
上昇しだした。落ちない。強い陽線。レンジのような動き。落ちない。トレンドライン引いて見よう。バイーンってなった。トレンドライン上で落ちないので買いエントリー。前の山を上抜け。持っておこう。同じくらいのバイーン。利確。という流れ。
こんな感じで買い目線は見ています。
逆に売り目線でこの相場を見てみるとヒリヒリするような相場に見えるでしょう。実際、ヒリヒリ感を体験するために逆目線で相場を見る事をおすすめします。その場合には売りのフィボナッチを引いて、ここで売れるというシュミレーションを考えつつ進めてみると面白い発見ができると思います。
さて話は戻ります。
では今は1時間足だったのですが、今度は5分足でもっと細かくチャートを見てみます。
上昇のトレンドラインで止められている。
フィボナッチを引いて見ると面白いです。
センターの山。大きく上昇。鋭い下降だがトレンドラインで止められた。という事は…上昇の勢いがおさまらない?フィボナッチ50%で止められ38.2を上抜けも勢いがある。戻しが鋭くない。ここで買い。損切りはフィボ50の下あたり。もう少し下からエントリーしてもいいかも?…
という感じでフィボナッチを使ったシュミレーションを頭の中で妄想すると過去チャートから、どんな思いで他の人がトレードしているのかが気持ち的に腑に落ちるのではないでしょうか?勉強とはリアルに感じる事だと思っています。自分のトレードとチャートをシンクロさせてエントリーからイグジットまでを妄想してみるのは、とても良い勉強になります。
フィボナッチというのはただの数字ですが一応、意味のある数字だと認識されている。だからその数字を背景にトレードの目安にすると勝ちやすくなります。妄信すると負けやすくなります。
じゃあ何を信じたらいいのか?それは過去チャートと向き合い、いろんなチャートを見てアウトプットして勉強しなければ自分の血肉にはなりません。
自分の経験を積み未来のチャートで何を意識しなければならないのか?どこで損切りできるのか?どこで買いが入るのか?どこで売りが待ち構えているのか?4時間・1時間・5分足といろいろなMTFで現状把握して、少しでも長くチャートと向き合えるように勉強をしましょう。
一気に勝ちトレーダーになれるのは、相当な運がよければなれます。もしくは大天才か?イチローでさえ現役の選手の時に練習をしていました。
練習をしないトレーダーは死にます。少しでも精度の高いエントリーができるように日々精進しましょう。