【一ノ宮めぐり】紀州国の日前神宮と国懸神宮と伊太祁曽神社
先日、和歌山に行ってきた。久しぶりの一ノ宮めぐりをするためである。
紀州国の一ノ宮は三社ある。同じ敷地内に二社ある日前神宮(ひのくまじんぐう)と国懸神宮(くにかかすじんぐう)を一社と数えるとそのほかに和歌山市内にある伊太祁曽神社と丹生都比売神社がある。丹生都比売神社は和歌山市内からは遠く気軽に行ける距離ではない。
というわけで、前泊で和歌山市内にはいった。今回のお宿は「カンデオホテルズ南海和歌山」だ。また別の記事で紹介したい。
日前神宮と国懸神宮
JR和歌山駅から歩いて20分ほどで着く。白い鳥居が太陽の光を浴びて美しい。奥に広がる鬱蒼とした森がなんとなく清いオーラを発しているようにも感じる。
こちらが手水舎です。コロナのために使えなくなっていた。杓を撤去しているところは多いが、手水舎自体を使えなくしているところは初めてだ。
日前神宮の御祭神。とにかく長い歴史を持つ神社であることがわかる。しかし神道の神様たちは、別名が多いので時々こんがらがってしまう。
参道をまっすぐに進むと左に日前神宮、右に国懸神宮があり、神域に入ると写真撮影は禁止で、これには驚いた。
日前神宮も国懸神宮もいたってシンプルなお社で、それだけに鳥の鳴く声、木々の枝が風にそよぐ音が心地よく感じられた。神道は自然とともにあるということが伝わってくる。
ただ、よく言えば原始的、悪く言えば放置された感が強い摂社や末社などもあり、観光客を全く意識していないんだなということもわかった。
20分ほどで参拝を終了して、たま駅長で有名なきのかわ電鉄で伊太祁曽神社へ向かう。
駅の名前は日前宮(にちぜんぐう)となっていた。
ドラマやアニメに出てきそうなプラットホームだった。ここで30分ほど電車を待った。本数は1時間に2本だった。
20分ほどで伊太祁曽神社のある伊太祁曽駅に到着。レトロ感満載の駅舎。本当に地方の私鉄は面白い。いつまでもなくならないでほしい。
駅からゆっくり歩く。このまままっすぐ行くのかと思いきや右に曲がるのだ。
左に古墳があった。神社の方に聞くと、中にも入れるらしい。ちょっと興味があったが1人ではおそろしくて行けなかった。
こちらは伊太祁曽神社の本殿でもちろん写真撮影も可能。いたって普通の神社といった趣である。御祭神は五十猛尊(いたけるのみこと)で林業の神様と言われる。紀伊国は木の国でもあることから、木を大事にしてきたお国がらであることがわかる。
とにかく桜がひらひらと舞い落ちていてそれはそれは美しかった。
旅先でみる桜というのも、いいものだなあと思った。
御朱印を無事いただいて無事参拝が終了した。今回も知らない街を歩き、神社を詣でてとてもいい時間となった。
では、また!
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