シゴトケッコンシュッサンアブラカタブラ。
仕事結婚出産。しごとけっこんしゅっさん。シゴトケッコンシュッサン。
呪文のように、その言葉は独身アラサーに降りかかる。
年齢を気にするようなタイプではないが、勝手にまとわりついてくるBGMのような呪文を全く気にしない訳にもいかないお年頃。
「娘には若菜さんのようになってほしくないんですよね。」
ある日、投げられたストレートの豪速球。
言われた直後はなんとも思わなかったが、後からジワジワと心にモヤがかかった。訳すと、うん。そーゆうことですね。
傷つきはしないけど、なんだろう?この違和感は。
世の先輩女性たちは、ライフプランをどのように決定してきたのだろうか。
仕事結婚出産という選択。学生の部活勉強の両立とでは訳が違う。
「早く結婚したほうがいいよ」
「こどもはひとりいたほうがいい」
否定する気はない。ただ思うのは、歩んできた道だからそう思うのは当たり前だよなぁと。でないと今の自分を否定することになるだろうし。
人の言葉に影響されやすい私だけど、鵜呑みにしちゃいけないなーなんて、少し警戒心が強くなってしまう。
誰もが自分の選択や過去を肯定したいのだ。これで良かったんだ、と。
私は仕事が好きだし、今のライフスタイルが気に入ってる。何十年後も仕事はしていたい。
子どもたちがスポーツを通じて人間力を育てるように、私も仕事を通じて成長させてもらえてると思う。
『では10年後、どんな風に仕事をしていたいですか?』『長期的な目標はありますか?』と聞かれたら、私は何と答えるのだろう。
「現在の仕事の充実ではなく、未来の仕事の為に今出来ることを考える」ということから逃げてはいけないのは、確かな現実。
正直、アラサー特有の呪文が未来の仕事像を霞ませている。見えない敵と戦ってる気分になる。
何も考えずにドボンと飛び込む勇気は昔からあるけど、そもそも深く考えるのが苦手。行き当たりばったりなんとかなるさ精神でここまでやってきた。
この先は今が充実していればこの先もどうにかなるさ、じゃ通用しない。
生涯、仕事を通じて更に色んな経験や知識を積んで深みのある人間になりたいと思う。
幾つ年を重ねても、社会とのつながりを持っていたい。外の世界を知りたい。考え続けたい。
心が震える瞬間とたくさん出会いたい。
その為に仕事軸をより太く、強固なものにしておく必要がある。
私の強みってなんだ?本当にやり続けたいことってなんだ?呪文にモヤってる暇なんてないのだ。考えて、動いていかねば。人生は短い。
嫌われる勇気をもとう、他者の目を気にしないで生きよう。言葉では簡単だけど、やっぱり気にしちゃうじゃない。でも自分軸で生きるなら絶対に気にする必要ない。
自分を含め、大切な人たちに誠実であれば問題ないと思う。自分は自分。
そう言い聞かせて、今日も自分らしく笑顔で生きる。
ジンセイタノシクアブラカタブラ!
記事作成のお供に使わせていただきます・・・!