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【作品解説】月光刺し込む宿屋にて
こんにちは、狐瓜です。
今回は『月光差し込む宿屋にて』解説していきます!
※内容はFANBOXで投稿したものとだいたい同じです。ちょっと修正箇所があります。
月光差し込む宿屋にて
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「夜中の宿屋、男子だけの室内──やっぱこういう時は恋バナっすね」
「なんでそうなるんだよ」
「おれっち、憧れてたんっすよ~!!」
──どちらが先に挫けるかが勝負っすね!
[サイズ] 縦:137px 横:211px
[フレーム数]60枚(100ms/6.00s)
[製作期間] 約2週間(2022.06.02~2022.06.19)
▼ 差分
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こちらは元データ同様点滅していませんね。調べてみたところGIFは256色以上は対応しておらず、レイヤーの不透明度も関係しているようです。
一番上のレイヤーの不透明度をだいたい40ほどにしているので納得です。
場面について
dotpictの方で「#CTW_kouri」のタグを付けている通り、こちらは狐瓜の一次創作「Change the World」シリーズ関連の作品になります。
ここでCTWについて少しだけ軽~く説明します。
狐瓜が小6の時にうごメモ3Dで書いていた二次創作小説をベースに書き直し、2017年からネットに公開しているシリーズです。
(二次創作といっても一部設定やお約束の流れを引き継いだだけ・公開していませんが…)
小説を軸に色々と発展させてきた狐瓜の創作シリーズ、という認識で大丈夫です。
今回の作品は本編第2部(本編全3部+番外編の予定)の旧53話と旧54話の間あたりです。立ち寄った街は学園祭前日で、明日はせっかくだから楽しむぞー!という流れ。
でも、今回描いた場面は主人公が寝ている間の出来事なので文字にしていません。もともと番外編、小話として別に描く予定でしたが──結局書きませんでした。
時間は深夜2時頃。なんとなく目が覚めてしまった2人がお話をしている場面です。
登場人物について
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第2部の主人公。今回は日中の疲れ+とある理由で爆睡中です。
2022あけおめ絵で虎をナデナデしているのも彼です。ちなみにその隣は第1部主人公になります。
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狐瓜が間違い続けて修正が面倒くさくなってしまったため、シェリオではなくシャオリという間違えた方の名前になった人物。話を始めた張本人。
2021クリスマス絵でプレゼント袋に居るのも彼です。
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落書きでも描いた第一部から登場する人物。話に付き合わされています。
唯一二次創作版からデザインが変わっていない人物でもあります。銀髪にモッズコートはなかなか良い組み合わせですね! 描きやすいし!!
全員15歳ぐらいの設定だったはず。書いていた当時は年下~同い年だったのに、気が付いたら年上になっていました。
こだわりポイント集
▼ POINT1 基準線の位置
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今回の絵だけに限らず、絵を描くときに意識しているのが基準線(床と壁の境目)の位置です。
これを意識することによって見栄えがアップする気がします(当サ比)
この作品ではだいたいキャンパスの真ん中よりもちょっと下を基準とし、壁は長め・床は短めにしています。では、この比率を変えてみると──
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見てわかる通り、壁がメインの絵になりました。
黒板に何かを描いていたり、窓の外を見ている作品に向いている比率ですね。空を見ている作品にもいいかもしれません。
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壁メインよりは床メインのほうが描きやすいかもしれません。たくさん物や人を生やすことができますからね。
では、最初の画像に戻って。壁や床をメインとした作品ではない時はこの比率がスタンダードです。数値(px数や〇割)が決まっているわけではありませんが、この比率の場合は短め部分が長め部分の半分程度あると綺麗に見えます。
最初から比率を気にして基準線をひいているいるわけではなく、まずはなんとなくの感覚でひき、壁や床を描いてから調整しています。
▼ POINT2 手前のモノは全て描かない
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今回は横にあるモノも全て描いていませんが、基本的に室内絵で手前にあるものは全て描かないようにしています。今のところですが。
仮に蓋のない箱があったとしましょう。その中身を見るとき(真上から見ていなければ)自分側にある面によって死角ができていると思います。
手前にあるものを上の方だけ描くことによって平面上でも死角を生むことができ、第三者が上から中を見ている──RPGのマップっぽさをよりアップできるのです。また、描いていない壁を見る人に認識させることもできます(多分)
さて、今回はここまで!
初回のため別の話が多くなってしまいましたが、次回からもこのような感じで書いていこうと思います。閲覧ありがとうございました!