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【作品解説】夜中だけのおはなし
こんにちは、狐瓜です。
今回は「夜中だけのおはなし」の解説をしていきます!
※内容はFANBOXで投稿したものとだいたい同じです。ちょっと修正箇所があります。
夜中だけのおはなし
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「他にはどんなことがあったの?」
「そうだな、次はあの話をするか」
──私にそっくりな幽霊さんは、いつの間にかそこに居ました。
※今回のジョウケイドットからサイズが「192px × 128px」で固定となります。
▼ 差分
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いつもの月光のレイヤー100%に加え、キャラも透過しているので100%にしています。これはこれで昼間の作品になりますね!
ここであることに気が付きました。左の女の子、日中の着物で寝てることにならね……!? 作画ミス、まぁいっか!!
場面について
こちらもCTW関連作品でして、前回の月光差し込む宿屋にて同様に作中の場面を切り取ったものとなります。
時間は本編第二部作中か終了後とざっくりとしたものとなっています。前回のようなメインキャラたちが遭遇した場面ではなく、舞台裏で起きていたこと、完全に番外編的立ち位置であるためです。
ざっくり説明をすると、お盆シーズンの夜中、目覚めてしまった女の子と記憶喪失でここへ辿り着いた幽霊がおはなししている場面です。
▼ ストーリー
COMITIA145参加に合わせ、この場面の元になったストーリーを文字起こしし、短編ライトノベルを制作しました。
「CTWの物語は基本的に誰でも読めるようにする」という誕生当時からの志がありますので、こちらのストーリーも例外ではなく、無料公開しました。
(先行公開したコピ本も元は無料配布予定だったのですが、材料代などの諸事情から有料に進化してしまいました)
よって、この記事のここから下の部分がストーリーのネタバレ要素を含むものとなってしまいました。ご注意ください。
登場人物について
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和の国ヒノアガリを統治する将軍家の一人娘。
好奇心旺盛で元気な女の子です。年齢は(時間がざっくりのため計算できていないので)小学校低学年ぐらいの設定です。
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スミレとそっくりな記憶喪失の幽霊。
その正体は何年も前に行方不明となったスミレの叔母であるスズネであり、ディールという名で生きた女性でもあります。
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ちなみにかなり昔に描いたこの作品の女性も彼女です。作品タイトルにある兄者がスミレの父にあたります。
こだわりポイント集
POINT1 実在する建物がモチーフ
今回の作品の建物は茨城県にある「弘道館」という建物がモチーフとなっています。
特に深い意味はありません。ただ、この作品を考えているときに見学へ行く機会があり、せっかくだからモチーフにしよう!!となっただけです。
JR水戸駅北口から歩いて行ける距離にありますし、観光名所として周辺の道もわかりやすく整えられています。
気になる方は以下のHPをご覧ください。観光いばらきのサイトです。
POINT2 お盆仕様のニワトトリ
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お盆を舞台にした作品ということで、お馴染みのニワトトリはお盆仕様となっています。
奥がきゅうりで手前がなすです。畳縁を踏んでしまったりとマナー違反をしていますが許してやってください。
(全体のバランスを鑑みた結果、この位置になりました……)
またこのお盆飾りに込められた願いを動きに反映させています。例えばなすの動きがきゅうりに比べてワンテンポ遅れている部分は、ゆっくり帰ってほしいという願いの「ゆっくり」からきています。
今回はここまで! 次回は「静寂」を解説予定です!