見出し画像

【作品解説】雨宿り、ふたりぼっちの教室で

 こんにちは、狐瓜です。
 今回は「雨宿り、ふたりぼっちの教室で」の解説をしていきます!
 ※内容はFANBOXで投稿したものとだいたい同じです。ちょっと修正箇所があります。

雨宿り、ふたりぼっちの教室で

投稿日:2023.05.07 フレーム数:16枚

英雄譚の始まる前、二人の出会いは暗い教室だった。

 dotpictに投稿したジョウケイドット作品で2番目に200いいねを越えた作品です。ありがてぇ!

▼ 差分

 今回は夜の暗さではなく大雨の時の暗さで、教室の明かりを付けないでいる状態です。

場面について

 差分でも書いていますが、放課後の突然の雨で外に行くことをやめた2人が教室で雨宿りをしている場面です。
 リード文にあるようにこの2人はここで初めて出会いました。初対面ですが馬が合って長話をしちゃっているパターンです。

 時代はCTW本編第一部から約1000年前、世界がまだ1つだった頃です。番外編として書こうとしているSecret Storiesシリーズの「英雄が見た世界(仮)」が始まる少し前、今のところ最古の場面になります。

登場人物について

マイ・トルースリア

 紅目が特徴のトルースリア家の生まれで、やがて世界を救い、滅ぼす末っ子。

 文武両道ですが運動は苦手。そのため大好きな甘いものを控えめにしているそうです。その反動が後に爆発します。

フォルテ・ウォーリア

 行動力のある運動神経抜群な少女。その特徴は数代先まで引き継がれている。

 名前からわかるようにCTW本編第一部のフレイ・フレイヤの先祖です。どのくらい行動力があるかというと、気が付いたら建国しちゃってたレベルです。凄まじい。

こだわりポイント集

POINT1 小物がヒント

フォルテ「どうせ勉強しないし、置き勉しちゃえ!」

 例えば2人が使っている机にはコップとカバンがあります。注目してみるとコップの中身(コーヒー)の量やカバンの中身・留め具を閉じているか否かという違いがあります。

 私の絵柄では1つの物や人の描き込みがそれほど多くできません。なので、このように周りの小物でキャラの性格などを表し、情報量を増やすようにしています。

 先ほど挙げたカバンを例にします。マイのカバンは中身がビッシリと詰まっており留め具を止めていることから几帳面・真面目といった印象を与えることができます。

POINT2 窓から差し込む光がアクセント

光ナシとアリを見比べてみよう!

 今回はいつもと違って雨の日であるため、窓から差し込む光はなくてもよかったかもしれません。強いて言えば夜の作品でも、しっかり明るい月光が窓から差し込むことは稀ですからなくてもいいはずです。

 ですが、この画像からもわかる通り、見栄えがよくなります。明暗がはっきりしたことでメリハリがついたとでもいいましょうか。情報量も増えたように感じます。

 この作品だけに限らず、こうした光の表現がアクセントとなります。だから夜や雨といった暗い作品が多いのかもしれません。

 今回はここまで! 次回の作品解説をお楽しみに!

いいなと思ったら応援しよう!