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なぜ”無料”や”格安”のサービスが必要なのか?(フロントエンド商品の考え方)

1.ネット時代だからこそ必要なフロントエンド商品の考え方。

フロントエンド商品とは手に取りやすい価格だったり、無料の商品のことです。特に初めてのお客様との一番最初の接触のきっかけになります。

【よくあるフロントエンド商品の一例】
・無料サンプル
・無料体験
・無料セミナー
・無料電子書籍

これらは主にウェブ経由で良くある手法ですね。ですが考え方としては店頭でのワゴンセールの商品みたいなイメージでとらえていただけたらなと思います。

あなたが商店街を歩いていて思わず足を止めてしまうような商品のことです。

「この安さでこのクオリティなら他の商品にも期待できそう♪」と思ってお店の奥まで進んでしまう。そんな商品です。

初めてのお店に入る事や知らない人から初めてものを買う事は誰にとってもハードルが高い行動です。

そのハードルを下げてくれるのがフロントエンド商品なんです。ポイントは無料や安く提供するからと言って品質の低い商品を提供しないことです。

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無料と言ってもあなたの商品やサービスをお客様が見極める第一歩になります。先ほどの商店街の例と同様に「無料でこのクオリティなら有料ならもっと素晴らしいだろう!」と思ってもらわなければいけません。

初めての購入という高いハードルの手前にはしごをかけるようなイメージのフロントエンド商品があなたのビジネスにはありますか?

2.フロントエンド商品の作り方

ではフロントエンド商品はどうやって作ればいいのでしょうか?#1からきっちり読んで頂いているあなたならそろそろ耳タコかもしれませんが…。

やはりターゲットから考えます。ですがその前にポイントがあります。

ポイントは
・コストが安いこと
・メインの商品と関係があること
・メインの商品への販売に繋げること
です。

コストの安さの例を挙げてみます。例えば小冊子やパンフレットではなく、pdfデータや電子書籍や動画にすることで安く提供ができますね。

またほとんどのお客様が美味しいものが好きだからって塾講師が季節の果物を無料プレゼントするのも無意味です。それよりも塾選びのポイントをまとめたり、子供のやる気を引き出す声掛け方法を教えてあげるなどのあなたならではのフロントエンド商品にすることが大切です。

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また無料で商品を提供したからにはそこから何人かがメインの商品を買ってくれる流れを作らなければただの赤字の垂れ流しになります。

通販で無料サンプルに応募したらサンプルだけがポンと届いたりはしませんよね?きちんと次に買って欲しいメイン商品の魅力を伝えて買いやすいようになっているはずです。

3.お客様の”小さな悩みを解決させるのが”フロントエンド商品だ。

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とは言え「ワッキー、無茶言うなよ~。」なんて思うかもしれません。無料だと悩みを解決させられないという業種の方もいらっしゃるかもしれませんね。

例えば健康食品の無料サンプル。数日間のお試しで効果なんてほんとに出るのでしょうか?

仮に効果を実感するのに平均3週間かかるのならば無理に無料にこだわらずに3週間分を格安で提供すべきと考えます。

プラシーボ効果(効くと思って飲むと本当に効いたと思ってしまうこと)は別として体感できることが大切なのではないでしょうか?

他の業種で言うと
・レッスンなら良さが伝わる回数を。
・セミナーや電子書籍、動画なら即実践できる内容を。
・無料相談なら方向性がはっきり見えるところまでやってあげる。
など。

フロントエンド商品で実際に小さな悩みを解決してあげられるからこそメインの商品が生きてきます。もったいぶって「詳しくはメイン商品で!」なんてすると逆効果でしょう。

動画や電子書籍は作る手間はありますが一度作ってしまえばあとはコストがほとんどかかりません。上手にお客様からの期待を大きく上回るようなフロントエンド商品を考えてみて下さいね。

4.あなたがフロントエンド商品を見直して得られるもの。

今までフロントエンド商品が無かったのならより楽にお客様とのファーストコンタクトを取ることができるようになるでしょう。

どんな優れたセールスマンでも話を聞いてくれない人には売ることはできません。まずはフロントエンド商品でたくさんの顧客との接点を作りましょう。

そしてフロントエンド商品を申し込んでくれた人の中から次に買うべき商品の購入が欲しくなるような流れを作ります。

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フロントエンド商品の申し込み率を改善し、次に買うべき商品の購入率を改善させ続けることで最終的には自動的な購入の流れを作ることも可能です。

それを考えるにはやはりお客様の悩みや思考のプロセスを理解することが大切です。常に新しいお客様と接点を持つようにして最新のターゲットイメージを頭に入れながらビジネスに臨んでみて下さい。

ではでは。





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