口は一つなのに、耳は二つ、話すよりも、聞くことが大事なこともある。
『俺、バカじゃなかった!』
夕食を食べていると、息子が突然こんなことを言い出した。どうやら自分のことをバカだと思ってたらしい。
そんなことを言った覚えはないんだけど。。
話を聞けば、学校で自分は意外と計算が出来るということに気がついたそう。とにかくバカじゃないと気づいてよかった。
それにしても、前々から「君には才能がある!やればできる!!」と、いくら言っても覚醒しなかった息子が、自分の持っている『良きもの』に気づいてくるとは、実にこの時期らしい。
受験や国家試験、会社員の査定評価、保育園や学童の申請などもそうだが、今の時期はこれまでの「結果」が出るタイミング。受験生でなくても、自分自身を客観的に見て再評価しておくべき時なので、外部からもたらされる「結果」や、他者からのフィードバックは、自分を改めて違う視点から見つめ直す手助けとなる。
これについては、また少し掘り下げて書いてみたいと思うが、せっかく息子が自分の能力に気づいたのだから、無駄にしないようにしたいものだ。
それにしても、どうして自分のことをバカだと思っていたのか?
明日、じっくりと聞いてみよう。