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今週の宙予報「人生は意味を問うものではない。人生を意味あるものにするのは自分だ。」

早朝、今週の宙予報を書こうとPCを立ち上げると、香港の民主活動家、周庭氏が逮捕されたというニュースが目に入った。

彼女のことや香港情勢に詳しいわけではないが、『自由』を取り戻すために若き活動家が頑張っているということは気にかけていたので、このニュースの見出しには愕然。隣の国で自由に暮らしている私ですら絶望的な気持ちになるぐらいだから、同志の人々の落胆はどれほどのものだろうか。。

こんな時どう気持ちを持ち上げたら良いのか?
そもそも持ち上げる必要があるのだろうか?
『頑張ればきっとなんとかなる!』なんて空虚だ。。


そんなことばかり考えて文章が浮かばなかった今日は、アウシュヴィッツ収容所に収容されていた経験があるヴィクトール・フランクルの「夜と霧」を開いた。

その中にこんな一説がある。

人生から何をわれわれはまだ期待できるかが問題なのではなくて、むしろ人生が何をわれわれから期待しているかが問題なのである。

氏によると、『人生なんてもう期待できない』と絶望することもあるが、私たちは人生に期待する立場ではなく、人生から期待されることに答えていかなければいけないということらしい。

つまり、今起きていることの中でどう生きるかが大事で、その起きたこと一つ一つに全力で答えていくことが、この人生の使命を全うすること。

人生は意味を問うものではなく、人生を意味あるものにするのは自分自身ということだ。




火星と冥王星が厳しい角度を取る今週は、『理想を掲げて未来を信じて行動していけば、きっと大きなものだって動かせる!』なんて、現実はそれほど甘くないと、日本に住む私たちだって思い知ることがあるかもしれません。

圧倒的なものに打ちのめされたり、強い人に支配されるように感じたり。誰かにトラウマやコンプレックスを刺激されるようなこともあるかも。。

そんな時は、『誰かにやられた』『どうせ勝てない』って思えても、勝つか負けるではなく『自分がどう考え、どう行動できるかを人生から期待されている』ということを思い出してみてほしい。


それでは、今週も厳しい暑さが続きますが、どうぞご自愛ください。

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