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じゃあ、しょうがないか…

今日は彼岸明け。

でもこの『彼岸明け』という言葉は地域によっては使わないそう。

理由は、悟りの世界であるあちら側の世界(彼岸)を目指す私たちが、こちら側の世界に住む限り悟ることはない。人は生きている限りは煩悩は終わらない(明けない)からだそうな。

なるほど、なるほど。
まあ、そうでしょうね。

今朝は久しぶりにきた母からのメールで、子どもの頃に母にボヤいたことがあったのを思い出した。

私が何を悩んでいたかはもうすっかり忘れてしまったけど、あの時は頭がグルグルして、モンモンして、気分がジットリとしていたという記憶だけはある。

子どもだってシチュエーションは違えど体感する痛みや苦しみの感覚は大人と変わりない。 たかが悩み、されど悩み。命を落とすことだってあり得ることを知っていた母は私にこう言った。


「お母さん、なんで生きるのってこんなに大変なんだろう?」

『当たり前。生まれたらお迎えがくるまでやることがあるの。人生を悟ってしまったらこの世はおしまい。あなたの年齢ならまだまだ生きてやることがあるでしょ!』


えーやだー!
たいへーん!!

でも、じゃあしょうがないか…

子どもだった私はそんな風に思った。


今でも何かあるとこの言葉を思い出す。

「しょうがないか…」なんて思えない時もあるけどね。


でも、じゃあしょうがないか…

ま、そのうちなんとかなる。


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